4/11 横倉沢〜裸山〜シモヤギ沢カッチ〜夕沢林道を経て音松荘前
(熊狩り初日)

昨日の下見において、クマの位置はおよそ、裸山近辺に居ると推測されていた。
昨日のリーダー同様、本日もM氏がリーダーを勤める。
M氏と我々4名が、横倉沢より裸山を目指す。
クマのいる位置は、およそであるが、裸山からシモヤギ沢ガッチの稜線より、国道252号線沿いの斜面に居るものと推測されていた。
我々は、クマの足跡に注意しながら、シモヤギ沢ガッチを目指して尾根筋を歩く。
我々5名の他にも、色んな場所に各自、待機したり、目当てをしたりして、無線が頻繁に入ってくる。
シモヤギ沢ガッチに我々5名は到着し、しばらく、双眼鏡を取り出して、クマを探すことに専念する。
やがて、別班からの連絡で、シモヤギ沢ガッチから大白川新田末沢に伸びている稜線の鞍部で、クマの足跡に乗ったと報告があった。
別班の勢子グループは、M氏の指示を仰ぐ。
クマの足跡は、別班によると、シモヤギ沢に沿って下って入っているという。
M氏は、別班のグループに、とりあえず足跡を追うべく指示をする。
ブナの原生林が密集しているので、リーダーM氏自らが、シモヤギ沢ガッチ尾根下部まで、足跡が尾根に乗っているのかどうかを確認しに下って行く。
リーダーM氏と共に、自分とF氏もしばらく同行する。
シモヤギ沢ガッチから、大分下った小ピークで、自分とF氏は待機を命じられた。
リーダーのM氏は、更に尾根を下り、クマの足跡を確認してくるといって下ってゆく。
しばらくして、無線にて、自分とF氏に移動するべく指示が出される。
どうやら、クマは、M氏の前方あたりより、反対側の一本松沢の造林地に向かっていったようであった。
そこで、自分とF氏とが、その直下の造林地を下ることになった。しばらく下ると、クマの新しい足跡を発見した。
そこら辺に潜んでいるかもしれないので、慎重に下ってゆく。
クマの足跡は、急傾斜地を奥へと絡んで入っているようであった。
しばらく、慎重に足跡を追っていったが、F氏によると、クマは峰を通り過ぎているらしい。
小沢を越し、怪しい急斜面をキックステップをくれながら慎重に登る。
尾根に到達すると、F氏から無線が飛んだ。
「おまえの方に足跡が、向かっている」・・・。
覚悟を決め、周囲を注意深く観察する・・・しかし、何ら、クマの気配はない。
やがて、既に一本松沢に下ったリーダーM氏から無線があり、クマはまた、裸山の方面に向かったということであった。
その時点で、再度、リーダーのM氏から無線があり、私とF氏に一本松沢に下るように連絡があった。
F氏は、そのまま、横を絡みながら元来た稜線に再度登っていった。
自分は、リーダーのM氏と合流し、しばらく待機した。
その後、クマの足取りを確認するべく、M氏は指示を出し、我々はリーダーM氏と、夕沢林道を下り、音松荘へと歩いた。
音松荘前では、最長老のI氏が車を横付けしており、その車に乗り込み、再度、国道252号線目掛けて車を走らせた。
スタート地点の横倉沢近辺まで来た時に、無線が入り、「クマが、あっちにいったぞ〜!」という無線が入った。
クマは、まだ裸山に入らずに、横倉沢と桑原沢近辺に居た模様であった。
クマは、裸山に入ったものとして、あきらめながらの下山道中での出来事であったようだ。
足跡が確定できず、判断が難しかったようであった。老獪なクマにしてやられた一日であった。
この日も、昨日同様、7〜8時間の行程であった。

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