8月31日  桜曽根から浅草岳

元森林管の大島さんと、浅草岳の植生調査に出かけた。
朝の7時に私の家に迎えに来ていただいて、それからの出発となった。
今日は花の土曜日なので、桜曽根駐車場は混んでいる事が予想されたが、以外にも数台の車しかなかった。
季節柄、暑い日も続いたので敬遠されたのかもしれないし、第5土曜日なので一般企業は休みではなかった理由もあると思われた。
歩きながら、大島さんは色んな話題を提供し、話しているが、私は結構疲れてしまい、しどろもどろの会話となる。
ペースは割と速かったのだが、休憩中に話が盛り上り、1時間55分もかかっって山頂に到着した。
山頂に着き、少し休憩し、山頂付近の樹木の同定を開始した。
オオカメノキ、ノリウツギ、ハナヒリノキ、マルバマンサク、アカミノイヌツゲ、タニウツギ、ミネカエデ、ツノハシバミ、オオカメノキ、ナナカマド、ベニサラサドウダンを記録した。
私たちが植生調査をしていると、登山客の皆さんが登って来た。
色々と山の同定やら、植物の同定を聞かれ、何とまあ忙しい山頂であった。
 次の植生調査は、木道部分についての、その近辺の植生調査である。
イネ科が難しく、100%とはいえないものが有るが、ある程度の同定とする。
カリヤス、カリヤスモドキ、イワノガリヤス、ヒメノカリヤス、ミヤマノガリヤス、ヌマガヤ、エゾリンドウ、ネバリノギラン、
イワショウブ、イブキゼリ、ヒメサユリ、オクノカンスゲ、ヒメスゲ、オウレン、コシジバイカオウレン、モウセンゴケ、ミズゴケ、シシガシラ、ミツバオウレン、キンコウカ、トキソウ、ツマトリソウ、コバイケイソウ、イワカガミ、イワイチョウ、エゾホソイ、
オトギリソウ、ミヤマセンキュウ、を記録。
前岳直下では、イネ科の植物は全く同定不可能。
私と大島さんと、おおむねの植物を書き込み、調査を一応終了した。
くだりは、温度が上がりかなり暑い下りとなった。
今日は、昨日の夕方の大雨の影響か、空気が澄んでいて眺望は比較的良かった。

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