1月20日 浅草山荘裏山スノーシュー&カンジキトレッキング
入広瀬村には、20年前位から、東京都の江戸川区の小学6年生が,
卒業旅行兼体験学習という名目で入村されている。
学校によって様々なプログラムを計画し、村の御年寄りや、私達暇人が彼らを指導したりしているのだ。
最近は、あまりやらなくなったが、一時、手打ち蕎麦教室というものも大いにやっていたりした。
結局、入広瀬村まで来て、手打ち蕎麦をやらなくても、東京で出来ると言う主旨からか、やめてしまった。
江戸川区の小学生といっても、10数校来村されているらしく,学校名はよく覚えていない。
昨年から、県立エコミュージアムが受託プログラムとして,スノーシューとカンジキ体験,並びに自然観察を行い始めた。
昨年は一校のみであったが、今年は何校か受託として計画されているらしい。
当日、エコミュージアム常勤職員の大島さんがチーフとなり,
その他に、私達非常勤のエコミュージアムスタッフがエスコート役で参加した。
スノーシューもカンジキも、数に限りが有るので、目的地に行ってから互いに交換し合うという形をとることになった。
浅草山荘のテニスコートの広場で,私達が履き方を教えながら装着することになった。
全体に滞りなく目を通したつもりだったが、いざ出発してみると、外れるトラブルが続出した。
非常勤スタッフの桜井さんが先導役として歩き、一番後尾に私と常勤スタッフの大島さんが付いて歩いた。
カンジキも、非常に小さなもので有り、長靴が収まりきれないものも見られ,それには苦慮した。
途中、いくつもの砂防ダムが建設されており、その脇を通り過ぎながらの歩きとなった。
雪はさほど深くもなく、彼らの体重では全く問題はないようだ。
私も、小さなカンジキでどうこうしたのだが、80`近くの体重が有り、結構ぬかった。
目的地まで着くと、そこには懐かしいブナの木が有り、その年毎の積雪がペイントされている。
浅草岳の春山スキーの下見の際に、いつもここで休憩する場所なのだ。
子供達には、そんな過去など見えることもなく
ただ、ひたすらに雪と戯れるのみで
何のしがらみもなく
雪とて、自分の白さなど知ろう筈もなく
私達は、そんな子供達を見て
ただ、笑うだけ・・。