1月27日 夫婦滝方面スノーシュー&カンジキトレッキング
この冬2回目の江戸川区小学生のスノーシュー&カンジキトレッキングである。
今回は人数も多く、二手に分かれることにした。
私と、サブレンジャーの大島さんが夫婦滝方面への引率と言う事になった。
私は、相変わらず後方に付き、カンジキやスノーシューのトラブルに備えて歩いた。
今日は人数も多い事から、チーフの桜井さんも同行し、一番最後尾に付いてくれていたので安心だ。
私は、適当にほぼ真中位置で歩き、外れたスノーシューやカンジキを付けるのを手伝ったりした。
大島さんは、適当に立ち止まり、ウサギやテンの足跡、リスの足跡の説明などをしているようだった。
子供達は、初めての雪山歩きという事で、張り切って走り回る子供達も居た。
しかし、元気の良いのは最初の10m位で、雪山歩きの疲労度というものを知らないので、
すぐ息が上がってしまう。
傾斜地に向けて、雪の玉を投げると、それが転がって、どんどん大きくなるのが面白いらしく、
子供達は盛んにチャレンジしていた。
途中で、ホウノキの冬芽を大島さんが抜き,笛を作ってデモンストレーションしていた。
人数分抜き取ってしまうと、ホウノキが枯れてしまうということで,その他のトチノキの芽の説明もしていた。
いずれも、春に向けて冬は殻を被り、じっと寒さに耐えているのだと説明。
天気はくもりだったが、比較的眺望も素晴らしく、守門山塊の一角、黒姫も素晴らしく良く見えた。
子供達は、一様に雪山の美しさには、それぞれが感動したようだった。
万人たりとも、この美しさには、自然は分け隔て無いものだと感じる。
浅草山荘がすぐそこに見えるところまで下っていくと、
急傾斜地が有り、子供達はそこを一気に駆け下りたがっていた。
傾斜地を転がったりして、とにかく雪と戯れるのが面白くて仕方無いようである。
子供達の幾人かが、ツララが欲しいと言ってきた。
周りを見ると、雪庇状にせり出した部分が有るので、そこに多少なりともツララもどきが有るだろうと案内する。
とにかく、子供達は怖いもの無しなので、危険を回避する術を持ち合わせていない。
「ここより、向こうに行ってはならない」と釘を刺し、安全には十分注意する。
「雪より、ツララの方が美味しい」と盛んに、ツララをなめていた。
僅か2時間ほどの雪山トレッキングであったが、初めての経験で有り、
子供達は元より、先生方も随分と楽しまれたようである。