4月29日 守門岳

大原スキー場第2リフト乗り場より先は除雪されていない為、そこから歩く。
昨年に較べるとやや雪は多い。
登山口から国有林の境辺りまでは、情けないがまるで夏道が解からない。
雪の無いうちにペイントとするべきと思う。
急登になるにつれ、夏道が現われ始めた。
大きなブナの木が1本、きっちり登山道を塞いでいる。
連休明けにでも切り刻みに来なければなるまい。
尾根に差し掛かる頃、目を楽しませてくれるイワカガミは未だ蕾だ。
右手、大雲沢側は、昨年とさしたる変わりはないように思える。
登山道の正面に大岩があるが、そこを捲き始めると、でかいブロックが座っている。
今までにこんなブロック発生は無いような気がした。
大雲沢側を捲けば、雪の上を歩けるが、急傾斜な為滑落すれば危険だ。
スノーブリッジとなっているので、その下を通れない事もないが気味が悪い。
ブロック横を何とかすり抜けるように通過した。
ここを通らず、岩の正面のブッシュに掴まりながら通過した方が良さそうだ。
5月の3日〜5日くらいになれば、また様相も違ってこよう。
いずれにしても、面倒くさがらず、安全に通過していただきたい。
見晴台(1100mのテラス状の場所)につき、休憩する。
軽く食料に胃に収め、ミニスコップ一丁のみ持ち、歩き始める。
見晴台からすぐ上の大岩が、まるで影も形も見えない。
念の為、赤布を結ぶ。
その上も、二の芝に向けて、ダイレクトに所々結んだ。
二の芝の上に守門岳が覆い被さるようにそびえ、登らずにはいられなかった。
時間も何とか午前中には帰れると思い、行く事にした。
時間が無いので、山頂で合掌しすぐに踵を返した。
まだまだ夏山と言う感じではなく、残雪期の山という感じだ。
いずれにしても、今年は昨年に較べると雪が多いとされているようだ。
しかし、地形により今までに無い雪の降り方をしている所が有り、なんとも奇妙な光景があちこちにある。
帰りは、そのままエラオトシ沢と大雲沢の分岐あたりにガラガラと下り、やっとの思いで川を渡った。
途中でフキノトウやコゴミを採り、車道を歩いて帰った。

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