6月28日 守門岳

入広瀬村の山開きの日で、スタッフで参加した。
朝の7時に大原スキー場ロッジの中で安全祈願祭が執り行われた。
かねてより、役場斉藤氏より、守門岳のチーフリーダーとして私が任命されていた。
大役に戸惑ったが、請けた。
先頭は役場の佐藤氏と、山頂近辺をゼンマイ採りで最近良く訪れている浅井氏にお願いした。
7時55分に出発し、エデシ尾根取っ付き部手前で、2名体調不良となった。
しばらく様子を見るが、無理と判断し、下山をすすめた。
地元旅館の喜楽荘オーナーが、下山案内をしてくれると言うので、お願いした。
雨足はかなり強くなってきており、がればの大白川登山口でさえも、水が流れ出していた。
しかし、風も無く、雨だけなのでこのまましばらく登る事にした。
途中で、浅草岳登山組みのコールが有り、花々の開花の実況中継を大島さんが始めた。
こちらは、もう直ぐ水場付近であり、花も無い。
滝の倉沢の水場には、かなり水量が増していたが、危険は無い。
雪渓は、田小屋分岐部に少々と、それを過ぎて100b以上は有った。
 二の芝付近で若干雪渓があった。
先頭の佐藤氏は、この先悪天候なのでどうするかと相談を持ちかけた。
リーダー同士で確認しあい、また、参加の方々の様子を見た結果、
危険なしと判断し行く事にした。
登山道脇には、アカモノ、タニウツギ、ウラジロヨウラク、アオヤギソウ、ヒメシャガなどがあった。
ヒメシャガとアカモノは花の終了期であった。
ミヤマクルマバナが美しい花を付け始めていた。
山頂には、11時05分に到着した。
先に先導し、ステップを切ってくれていた浅井氏は、参加の方々にお神酒を振舞っていた。
役場の斉藤氏は、ポーカーフェイスでジョークを言い、記念写真を撮った。
山頂は風も有り、体感温度も下がり始めているので、10分ほどで下山に掛かった。
二の芝のブッシュで、大休止とし、各自昼食を摂ってもらった。
滝の倉沢の水場は、往きよりも増水し、参加者全員が渡り終えるまで待機した。
 山頂で、我々が出発する時に別パーティーが登ってきたが、
その方々のリーダーと思しき人が私達を追い越して行った。
私達を追い越しておきながら、10mくらいの所で休憩していた。
私達はその方々を追い越し、見晴台手前のロープのある急な所を下り始めていた。
こちらは、初心者も居るのでなかなかスムースには下れない。
順番待ちをしていると、先ほど休憩していたグループの先導者が、「休憩ですか」と聞いて来た。
そのグループは、先ほど休憩していた筈なのだが、休憩終了が早かった。
見晴台から下る時も、後ろから近づき「休憩かな?」とか、「順番待ちかな?」など
全く楽でない。
先導の佐藤氏に連絡し、後部のパーティーをとにかく先に行って頂くよう、御願いした。
しかし、避けていると、これがなかなか全員来ない。
最後尾に近い人は、私達が同じパーティーだと勘違いしている人もいた。
未だ他にも、青雲岳まで行っている人も居るのだと言っていた。
私たちも下り始めた。
どんな形態のパーティーもあるのだろうが、後ろから焦らせるような発言は本当に困りものである。
 エデシ尾根取っ付きから下は、かなり滑リ易くなっていたが、14時20分、無事下山した。
参加者の皆さん、お疲れ様でした!
サポートの皆さん、有難う御座いました。
特に喜楽荘のFさん、難儀をしていただき有難う御座いました。
 布引の滝遊歩道コースは、若干整備が遅れ気味ですので、注意してください。
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