4月21日 守門岳見晴らし台1100m
朝から行く事ができず、10時を過ぎた頃出掛けた。
大原スキー場の第2リフト乗り場までは除雪がされてあった。
この時間なので山頂までは行く元気もない。
シロを伴い歩き始めるが、だらだらと車道歩きなので嫌気がさす。
大分雪は多そうであるが、連休にはかなり溶けるものと予想した。
登山口は真っ白であるが、しばらく歩くと夏道が現われたりする。
25分掛け尾根に付く。
熊でも居ないかと、ザックを下ろしウオッチングするが、ゾロゾロ居るものではない。
布引の滝遊歩道の分岐で100kほどの石が剥れ、今にも転がりそうになっていた。
一応、石を転がす旨大声で怒鳴る・・勿論誰もいるはずはない。
石を処理し、さらに行けば、いつもの大岩の所にたっぷりの雪の塊がある。
ここら辺も今は難所となっているが、連休あたりはほぼなくなっているだろうと思う。
しかし、大きな石が剥れていた。
雪が完全に解けてからの確認となるが、若干のコースの変更を考える必要もあるかもしれない。
そこを過ぎると、シロはなにやらブナの立ち枯れの樹の上をじっと見ている。
シロの視線を追ってみると、リスが樹の枝で右往左往していた。
リスは犬だけでなく、人間にも見つかってしまい、かなり狼狽している。
一閃、リスは枝を走り、10mもある樹からムササビのように飛び降りた。
シロも無意識に追うが、クレバスの中に逃げ込んだ模様だ。
見晴らし台には、スキー場からおよそ2時間で着いた。
昨日の深酒が利いたのか、これから山頂まで行く気にもなれない。
景色でも眺めながら、シロと昼食を摂った。
シロはかなり美味そうだが、私は珍しく食欲がない。
30分近く、まったりとし、立ち上がった時、大きな鳥が2羽大雲沢付近を徘徊している。
慌てて、双眼鏡を取り出し確認すると、大きい。イヌワシだ!!
少し白っぽい模様があるようなので若鳥なのかもしれない。
堂々とした風格で、大雲沢を2回3回飛翔し、やがて二の芝付近に姿を隠した。
花はカタクリとイワナシ、タムシバが見られた。
これから日1日と春は深まり、さららにぐんぐん初夏に向けて加速していくのだろう。
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2004年山歩き