6月23日 桜曽根から浅草岳
27日に実施される、浅草岳の下見と草原保護ロープの不足分を設置しに向かった。
桜曽根から登る。
どんよりとした湿気の多い日で、気温も相当に上がっているようだ。
音松荘の浅井さんが先頭になり、桐鍬で溝を切っていく。
ギンリョウソウも出始め、初夏から夏の山へと移り変わっていくようだ。
森の中では、クロジ、コルリ、ウソ、メジロ、シジュウカラなどが鳴いている。
山道を歩きながら、自然観察指導員の大島さんの植物の講習会が始まった。
時折、私も加わり、補助的に会話する。
大島さんから、過去、同じ質問を何回もされた気がする。
そんな、道端の草に押し問答しながらの山歩きは結構楽しいものである。
嘉平与のボッチを下りながら、花を愛でる。
シラネアオイ、ヒメサユリ、ゴゼンタチバナが迎える。
この辺は日当たりが良いのか、幾分下がりかけているものも見られる。
モミジカラマツが開花をはじめている。
ムジナ沢源頭部には少しの雪が残り、幾人かの登山客に行き会う。
景色はあまり良くなかったが、越後三山や会津駒ケ岳などはかろうじて見ることができる。
前岳ジャンクションで、ロープ張りを再開する。
山頂直下湿原の不足分ロープを張る。
平日なのに、かれこれ20人程居たであろうか。
作業を終え、昼食とする。
あまり食欲はなく、カップラーメンで握り飯を流し込む。
しばらく休憩し、山頂まで行き、手を合わせる。
下りはネズモチ平登山道を下山し、邪魔な樹や、新しく迂回させる登山道の下見などをしながら下った。
沢を二つ越えると、音松荘の浅井氏と喜楽荘の浅井氏が倒木を丸太、若しくは半円柱状に加工し、
湿気を含んだ山道に施工していただいたので、大変歩きやすい山道になっていた。
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2004山歩き