2月24日 浅草山荘裏スノーシュートレッキング
江戸川区の小学生たちと、今日もスノーシューで歩く事になっていた。
9時過ぎから、各約20名ほどでパーティーを組み、それぞれにスノーシューの履き方などを再度確認した。
昨晩、10pほどの雪が降り、スノーシュー体験としては絶好のシチュエーションでもある。
準備が出来次第出発となった。
とにかく、子供たちは元気が良く、エネルギーを持て余している風である。
従って、必ずどこかで弱音を吐くと思われたので、ゆっくり歩くように諭す。
一応、その時点で言う事は聞くのであるが、直ぐ又エネルギーを放出しにかかる。
登り坂をジグザグにラッセルして行けよ、と言うが、まるっきり直登。
女の子の中には、疲れた〜、などの声が必ず聞かれるようになってくる。
歩き初めて15分で直ぐに大休止。
戦場さながらのように大の字にバタバタ倒れ、雪をほうばる。
浅草大橋の直ぐ上のひびわれの途中で、カモシカが寝そべっているのが見えた。
この日だけでも、結局三頭ほど見る事になる。
こちらでは、カモシカの害は少ないが、かなり増えている様な気がする。
そして、彼等のテリトリーの中には、得てしてノウサギの生息が圧倒的に少ない気がする。
『そろそろ出発するぞ〜』と、Sさんが言うので、私の班も行く事にした。
途中、ウサギの足跡の説明をしたり、雪の話しや雪崩の話しをしたりする。
とにかく、最初元気の良かった男の子達が、『疲れた、休みましょう』とリクエストがあり、10分ほどで再び休憩となる。
班に1名づつ、引率の先生が付くにだが、それぞれにおやつが配られ、私もチョコレートを頂いた。
そこからほんの少し歩くと、平らな小ピークとなり、そこで又休憩。
東側の山に、カモシカがいるであろうと見当を付け、眺めていると、やはりカモシカがいた。
カモシカは、良く見れる場所に移動してくれて、かなりの子供達が見る事が出来たようである。
下りは、ひたすら転がったり、シリセードしたりして下って行くのであるが、木の袂の穴に注意する事を強く言う。
彼等にとっては、純白の雪は、どこでも安全でふかふかと言う認識があるから、ある意味怖いのだ。
色々と遊びながらの遠足であったので、結構時間を要し、2時間半ほどで到着した。
私たちにとっては、ほんの散歩コースであったが、彼等にとっては大アドベンチャー経験であったであろう。