11月1日 守門岳
草原保護ロープ撤収のため、朝仕事を終わらせ8時半に登山口を出発。
紅葉も美しいが、既に盛りは過ぎている。
葉も落ちた葉痕脇には、冬芽が形成されている。
植物達はこれから春まで休眠するが、来期に向けての葉芽を形成させている。
来年のブナも、どうやら花芽を持ちそうな感じだ
物語は終わりではなく、既に始まっているのだ。
登山道には沢山の木の葉が敷き詰められ、からからと風に舞い、晩秋の佇まいとなっている。
空気は乾き、夏のどんよりとした重い空気は空へと浄化されていったようだ。
至る所の登山道は空間が剥き出しになり、遠く感じられる。
田小屋分岐の三の芝では、一面のヌマガヤの草紅葉となり、そこにキツネ柳の緑が点在し、晩秋の緑も美しさを助長する。
久々の山登りに、山頂直下では足が重くなる。
山頂一の芝の鉄筋棒を抜きながら山頂へ。
山頂は私とシロのみで、2人でフードと紅玉を楽しむ。
二の芝で作業を少しし、そのまま下る。
所々で、メジロが近くまで近寄ってきて、何度となく声を掛ける。
時々甘い声で、囀りのように鳴いているようでもあった
登山道脇のナメコの葉ギノコを少し採り、帰路に着いた。