3月26日 黒姫 メンバー 森山 浅井
一足早く、私が先にスタート。
黒姫橋を渡ったところで、スキーを履く。
昨日の跡が結構ある。
シュプールから察するに、スキーヤーが5人ほど、スノボが3名ほど・・。
カンジキの跡もあったが、これはスノボの方々であろうか、その辺は解らない。
30分弱で林道終点のタモ平に着く。
昨日のトレースは、そのまま下黒姫沢に下っているが、私達はそのままの高度でブナの樹林帯に入る。
沢に入り、最初のデブリで森山君を待つ。
早く追いつきたいのだろう、彼はスキーをサイドにくくり付けて猛スピード歩いてきた。
軽く呼吸を整え、そのまま進路を進める。
沢の中を歩いていると、夥しいカワゲラの有翅成虫が歩いている。
カワゲラは生まれた場所である上流を目指すとされているが、かなりの数が下っている。
風がなにかの影響で上を押し上げられたのであろうか。
沢から831mを目掛けて進むが、この辺で先行男性1名女性3名のパーティーを確認する。
尾根に登り、挨拶を交わす。
今まで、あまり休憩らしい休憩もしていなかったので、831mで大休止する。
左を見ると、下黒姫沢右岸1221m付近からスノボ3本とスキー1本の昨日のシュプールを確認。
フロンティア精神に満ちた、グループであろう。
森山君と私は、831m尾根を進み、なるべく上黒姫沢よりの尾根を選び登る。
私達が追い越した、4名の男性1名女性3名グループは、下黒姫沢左岸源頭部尾根に取り付いた模様であった。
森山君と私は、1000m平地に着くも、休まずそのまま歩く。
一応、1328mピーク右鞍部を目掛けてへつって行ったが、斜面設定を急にしたため、結果的に1328m左鞍部に取り付いてしまった。
高度を上げすぎ、もったいなくて、そのまま稜線に上がってしまった。
稜線はやはり風が強かった。
1328mピークから右尾根は、風による影響か、急になっており、スキーを外し歩いた。
黒姫に向かい歩を進めるが、1340m付近で尾根は狭くなり、このままスキーでのシール登行は危険と判断、
シールを外し、スキーを付き差しデポする事にした。
さらに進むと、ナイフエッヂが形成され、少し気味悪い気がした。
いつもののっぺりとした山頂で、コースタイムを計測しそのまま折り返す。
スキーデポ地まで行き、スキーを装着していると下から追い越したグループを含め、7〜8名ほど登ってきた。
1328m右鞍部から1115m平地に向け、一気に大半径で滑る。
テレの名手、森山君も気持ち良さそうに滑っている。
そのまま、ヘツリ下り、1000m平地でゆっくりしようと言う事になった。
まず、私が630mlの瓶ビールラガーを開け、乾杯。
次に森山君の発泡酒、日本酒と徐々に宴会モードとなる。
上空を見ると、イヌワシらしい猛禽が飛翔していた。
そのうち、下から3名ほど登って来、その方々も同じ場所で宴会を開始した。
大分休み、1時間強も休んだところで、出発する事にした。
大分本腰を据え、休んだせいか大分雪も緩くなっていた。
2人とも、滑ったり止まりそうになったりする雪を上手くコントロールしながら滑る。
最後、林道までの間、少し登り返すが、最後の青色吐息で肩で息をしながら登る。
私達が車を停車したところでは、地元建設業者が排雪場として利用しているらしく、ユンボが行く手を塞いでいるので、ぐるりと旧道方面を迂回し元の場所に着いた。
ムジナ沢橋袂7:15 林道終点(タモ平)7:45 831m8:45 1000m平地付近9:30
1328m左鞍部10:15 黒姫11:00 1000m平地付近11:30 発12:45 着13:40
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2006山歩き