8月21日から24日 浅草岳ネズモチ平〜山頂刈払い&守門岳布引の滝〜エデシ尾根刈払い

 本業を済ませ、ネズモチ平へと移動。
管理棟にはこれから山に登らんとする中高年登山者4名。
挨拶を交わし、先に便所掃除と管理棟内の掃除を済ませる事にする。
30分ほどで終了し、ネズモチ平のゲートを開け、ネズモチ平登山口で刈払い前の画像を撮影。
荷物を整え、登山口から作業を開始。
淡々と作業は進む。
うら若き乙女、一見20代前半か、もしかしたら10代かも。
その後ろから大分時間を置き、60代と思しきメタホリッカー(←勿論、わが身も・・・)。
 とにかくなかなか進まない。
やっと一つ目の沢を越え、次は二つ目・・。
軽く昼食を摂り、いよいよ傾斜地へ。
ブナ曽根を過ぎた所で、ようやく17時。
カッターを平らな所に置き、雨が当たらないように袋を被せる。
酷いブユにぼやきながら下山。

 22日、本業後色々と所用を足したりし、遅くなってしまった。
5?ほどの燃料と替え刃を持ったり、食料とで、かなり荷は重い。
おまけに蒸す。
時折り足を止め気味に歩き、小一時間ほど掛かり、昨日のカッター置き場に到着。
浅草岳眺めの所まで来ると、雨がぱらつき始める。
あまり気にもしなかったが、あめは本降りになってきた。
気温も高くないようなので、雨具を着込む。
雨具を着、ついでに昼食を摂る。
雨の中、刈払いを再び継続。
長い長い・・長い。
私の担当登山道は、未だ短いほうなのだが、それでもたった一人の山の中長く感じる。
不貞腐れてきた頃、ジャンクションに到着。
工事画像を撮り、さらに前岳から山頂へ。
たぶん・・であろう、多くのイブキゼリモドキを刈る。
セリ科は、甘く香る。
ダイアモンドカッターが切れなくなってきたので、ノーマル歯の目立てをする。
縦のラインと横のラインを鋭角にし、とにかく30分も目立ての時間を要する。
ノーマル歯を交換し刈り始めるが、切れ味が気持ち良い。
良い気になって刈っていると、チン!!と、木道のステップを支える金具に歯が接触。
途端に俄かに切れなくなった。
再びダイアモンドカッターに変え、ノーマル歯を確認すると無残にもぼろぼろになって居る。
 もう一踏ん張り、頑張って山頂まで刈る。
17時20分、山頂着。
 新品のカッターは軽く、ひょいと担げる。
肌寒いガスの山頂を後にする。
帰りの道中は、ゆっくり物思いに耽りながら下ろうとしていたが、強烈なブユの大群にたじろいだ。
耳、鼻。目、とにかく大量にぶつかってくる、何百匹と集って来る。
初夏のそれと比べると獰猛さはないが、集って来る数が凄い。
脇の下の潜りこみ、後で確認してみると数十ヵ所食われていた。
六時半を過ぎた頃ネズモチ平登山口に着いたが、かろうじて暗くはなかった。

一日おき、今度は布引の滝遊歩道からエデシ尾根までを刈る日である。
刈り始めると、誰かが声をかけてきた。
この間、7月23日に黒姫に行ったO君である。
他にも、山スキー&スノボで大岳、毛猛から銀山平大縦走も一緒だった。
偶然とは不思議なものである。
疎遠だった2人がいとも簡単に遭う事になるとは。
彼は、散歩がてら守門に行ってくると言う。
世間話もほどほどに切り上げ、再び地道な作業を繰り返す。
遅い作業の開始であったため、2時間ほどで昼飯の時間となる。
昼飯を平らげ、少しキノコの探索に下ってみた。
何にもないようだ。
 布引の滝まで下り、さらに今度はエデシ尾根までの超急登である。
とにかくここは急登の連続で、いきつく暇もない。
急な痩せ尾根に掛かると、守門の全貌が見えた。

守門はやはり心の山だ・・そう思う。
 刈るのか登るのか、良く解らぬまま、ようやくエデシ尾根に到着。
しばらくボーっとまどろむ。17時半、そろそろと帰る準備をする。
次は田代平の刈払いが待っている。

トップへ
2006年山歩きへ