2月5日 裏山カンジキ狩猟トレッキング
シロと散歩しながら、「いい天気だな」そう呟く。「それにしても良い天気だ・・」また呟く。
遠く、白い雪の上にウサギのトレースが続いている。
白い稜線や雪景色を見ているとよだれが出ると言う。自分はどちらかと言うと見飽きて居る部分もあり、ウサギの足跡の方がよだれが出そうである。
仕事の段取りを考え、何とか時間を繕う事にし、早飯を食い、出掛けた。
今日はシロは置いていく。何しろ先走りが多過ぎて逃がしてしまうケースがあるからである。
今日は、狩猟の正統派カンジキで行く。少し小さめだが、スノーシューより軽く小回りが利く。
ただ、ぬかりは負ける。
「やっぱりカンジキの方が、良いかなぁ・・」そんな風に感じたりする。
ウサギの足跡は山ほど有る、まるで大集会のようだ。
これだけのウサギ達が夜な夜な出て来て、いったいどんな風なんであろうか。
でも、これはあくまでも結果論であり、かなり時間を経過したから付くものであり、数はさほど居ない。
交尾期の赤ションもみられ、繁殖期に入り、追っかけまわしているのも有るし、テンやキツネの痕もかなり多い。
一昨年のブナ大豊作で、昨年ネズミは大幅に増えた。拠って今年は肉食獣が多く発生しているからであろうか。
とにかく、至る所に足跡が有る。
足跡の割には、気配もなく、とにかく帰って早く仕事に掛かろうと下り始める。
天敵から身を隠せ、見つかっても直ぐに逃げ場を確保できる地形、あまりないが帰路の途中にある。
そこを通り、早々下ろうと思い、足を向ける。
案の定、一羽飛び出たが射程内ではない。
しかし、良くみるともう一羽木の袂に隠れているのが見える。
慎重に対処し、捕獲。
今日は完璧ぼーずと諦めてたので、思いがけない収穫に喜ぶ。
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2007年