10/23 官民道整備
官民道整備の最終日である。
夕沢林道の入り口付近より、鉄塔管理道を用い入る。鉄塔管理道はすぐに終了し、隙間は十分あるが道は消えた。
Oさんは道を探そうと、どんどん先に行き、私と森林官は声を出し合いながらOさんの後を追った。
結局道は無く、なるべく夕沢に近い所へと藪漕ぎで下った。およそ15分から30分ほどの時間ロスになったであろうか。
夕沢から、村杉沢右岸尾根までの登りは実に長かった。
へつり、ヒドを横切り、ステップの無い急登を限りなく登る。食事後、村杉沢へ下りながら作業を行なう。
沢から再び登り、先週の箇所まで行き着いた。
ヤジマナ沢左岸尾根からスタートし、アイヨシ沢〜ムジナ沢〜村杉沢〜夕沢と各沢を通過し、約1000m付近をへつりながらの官民道整備は今日で終了となった。
トータル6日間であったが、道なき道を鉈や鋸で木を切りながら進む、そして、石票を探し見つける。
鉈芽は皆無であっても、何らかの道としての痕跡は存在するという事を改めて気づかされた。
怪我をしたりしたが、登山では味わう事の出来ない達成感に包まれた。
折れたブナ | 伐採後 |
夕沢左岸の風景 |