明日から６年生になる、３番目の末っ子の次男を強引に引っ張り出した。
休みの最終日をｹﾞｰﾑに講じようとするのを、「ｶｯﾌﾟﾗｰﾒﾝを山で食おう」と連れ出したのだ。
大原ｽｷｰ場が今週末で終了とのｺﾄ、残り少ないｽｷｰｼｰｽﾞﾝを貪欲に練習に費やしているｼﾞｭﾆｱﾁｰﾑ。
のどかな春休みの空間を、停まりそうなｽﾋﾟｰﾄﾞのﾎﾞｰﾀﾞｰ達がどんよりと滑っている。
ﾌｫﾚｽﾄの前からゆっくりと次男と歩き出す。
途中１回だけ休み、頑張って目的のﾋﾟｰｸまで歩いた。
早速会場作り。ｽｺｯﾌﾟでﾃｰﾌﾞﾙを造り、ﾋﾞﾆｰﾙｼｰﾄを雪で作った椅子の上に掛ける。
お湯が沸くまで、私は先に瓶ﾋﾞｰﾙを飲む。
500ｍ先のやや下部に、民宿大原が見える。
守門岳と大原ｽｷｰ場を眺めながら冷えたﾋﾞｰﾙを飲む。
子供と2人だけの宴会。
ましてや、山が大嫌いな次男。そんな彼が美味しそうにｶｯﾌﾟﾗｰﾒﾝを食べている。
嫌々ながら付いて来たのであろう、でもそれでも良い。
私自身の我侭なのかも知れないが、至福のときだった。
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