5/7 奥只見丸山スキー場テレマークスキー練習

 午後からお客様1名が来るので、それまでに今期最後?のテレマークスキーをしたかった。
朝、準備をしていると、湯の谷の薬師蕎麦店主のN氏が車を止めた。「おう」と声を掛ける。
「初めて来たけど、おまえんとこ、ここか」と言った。少なくとも、なんとなく言いたい事は解った気がした。
「じゃーまたのー」と去っていった。
その事をずっと考えながら、車を奥只見へ向けて走らせた。
銀山平へも色んな思いがある。銀山平から奥只見は遠かった。こんなに遠かったっけ。
奥只見は小雨が降っていた。小雨が降ろうがさほど気にはならない。
スキー場に一番近い駐車場も、車は数台しか停まっていなかった。
1トン車の荷台に幌を掛け、寝泊りできるようにされた古い岡山ナンバーの車の脇に停車した。
支度をし、滑走面に蝋を塗る。
リフト券を買いに行くと、未だ時間にならないのでもう少し待ってくれと言われる。
ホームページには、8時からの営業と書いてあった筈、しかしリフト券売り場の文章を見ると、8時30分からリフト運転開始と書かれてある。
仕方が無いので、待つ。
8時半になり、リフトは動いた、一番乗りだ。なんだかすごく照れくさい。
リフトに乗っていると、パトロールがミスト機で硫安を捲いている。
のっけからアイスバーンかよ、少し不安になる。
テレマークスキーは硬いバーンは難しい。
 今日の目的は、奥只見のコブをテレマークスキーで滑る事がメインである。
その前にウオームアップとして、ちょっと滑りたかった。
硫安を捲いた直後だが、仕方あるまい。
硬いバーンでのテレマークスキーは、ターン後半に胸の外向を意識しないといけない。
でも意外に上手く滑れる。
下まで下り、今度は一番上まで行く。
いよいよテレマークスキー初コブだ、、、、滑り出す、、、、全く歯が立たない。
ぜいぜいと息だけが上がる。
1本目テレコブははまったくの×。また一旦下まで滑る。
下まで行くと結構疲れる。
リフトに乗ってゆっくり休憩する。周りのヤドリギだけが緑となっていて美しい。
直ぐ近くにキビタキの声がする。夏鳥は来ているようだが、ブナは全く芽吹いていない。
芽吹いていないのに、暖冬小雪のせいで雪は今までの奥只見丸山スキー場からは考えられない少なさだ。
ゲレンデ客は僅少。板屋・基礎屋・テレ屋合わせて10名ほど。
再びコブへ。今度は少し滑れる。徐々にだが感じが掴めてきた。
コブを5本位滑ると、ほぼ中ターン位でクリアできるようになってきた。
コブの形状は、昔に較べると抉れが酷い感じがした。
これは、昨今カービングスキーの普及で板の長さが短くなってきており、コブも鋭角的になり小さめになってきているのであろう。
なるべくストックワークを上手く使い、横滑りを十分使い、滑れるようになってきた。
中ターン以上の半径のターンでは、ほぼコツを掴んだ。
ショートターンも、カービング板であと10p短ければ、何とかいけるであろうと思う。
2時間半で12本滑り終了。
1人で黙々と滑ることなんて久しぶりであったが、本当に良い練習になった。
自分で言うのもなんだが、自信がついた。

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