二口登山道

 守門岳登山ルートの中で、比較的人気が高いルートである。理由は、交通アクセスが良く、解かりやすいからだと思われる。
 駐車場も広く設けられており、40台は駐車可能と思われる。
 オカバミ滝脇に登山道(昔、砂防ダムの取り付け道路であった)があり、少し歩くと、もう一度道標が有り、いよいよ本格的な山道となる。
 守門山岳会の方々によって、ロープが設置されている箇所もあるが、特別危険はない。ばてないようにゆっくり登りたい。
 40分ほどで平らなブナ林に到着し、まもなく護人清水となる。この先水場は無いので、補給の必要があれば、補給しておく。
 護人清水を出発すると、気持ちの良いブナ林を九十九折状に登山道が巻いている。
 再び、平坦な場所になる。ここが谷内平である。

谷地平

 谷内平から延々と、尾根筋に登山道が続いており、ここでは標高差は殆んど稼げない。眺めはいいので、天気が良ければ気持ちの良い歩きとなる。
 やがて、右手にオカバミ滝の涼しげな音が聞こえ始め、小ピークのようなやや広い地点に到達。道標もあり、ここで大休止する。 登山口から、おおむね2時間である。

オカバミ滝眺め

 オカバミ滝を右手に聞きながら、尾根は太い尾根に変わり、樹林帯となる。この辺が我慢のしどころである。歩いても歩いても、景色は変わらずで登山道がどんどん増殖するような気がしてくる。オカバミ滝から小1時間は我慢だ。
 そのうちに視界が開け、登山道左手に眺める場所のような所がある。ここで、眺めてもいい。
 いきなり、山頂から大岳に続く縦走路にぶつかる。後1時間弱。後はゆっくりと景色でも眺めながら、歩こう。縦走路分岐から20分ほどで青雲岳に到着。この辺から木道が施されており、池糖もある。ここで食事をしている登山者も多い。

青雲岳山頂付近より守門岳山頂を望む

 ヌマガヤの草原を少し下り、いよいよ本峰へ向けての最後の登りとなる.。
 同じコースをピストンするのであれば、青雲岳に荷物を置いてから山頂を目指しても良い。
 登山口〜護人清水(40分)〜オカバミ滝(1時間20分)〜大岳縦走路分岐(1時間)〜山頂(45分)

登山コースガイドへ戻る