入塩川登山道

入塩川登山口 〆掛小屋
雨晴清水手前の幽玄なブナ林 途中の道しるべ

果たして、いつになったら守門岳山頂に着くのかといった、最長コースである。
登山口駐車場は、さほど広くないが、登る人も少ないので駐車できると思われる。
登山口に林業事務所の発注と思われる、小さな谷止め工の砂防ダムがある。
昔は、この砂防ダムの放水天場に橋が架かり、右岸から登山道が伸びていたらしい。
今は、左岸を新たに登山道が切られている。
小さな沢を何回も横断していく。
とにかく、ほんの少しづつ標高差を稼いでいくという感じで、なかなか遠いと感じてしまう。
やがて、小さな小屋があり、中を覗くと缶詰などが数個置いてある。
3名ほどしか入れない、小さな山小屋だ。
杉の造林地がしばらく行くと有る。
そのうちに、素晴らしい幽玄としたブナの原生林に覆われた場所に出る。
各、守門岳コースの中でも群を抜いている原生林だ。
しかし、あまり年数は経過していないようでもある。
でも見ごたえは十分ある。
かなり飛ばしていったので、2時間で雨晴(アバラセ)峠に到着。
途中、雨晴清水があると聞いていたが、場所ははっきり解からない。
ゆっくり歩けば、雨晴峠までの行程は2時間30分くらいは見たいところである。
雨晴峠が標高1000m位なので、大岳までは400mくらい登らなければならない。
しかし、だらだら登りなので、さほど疲れを感じない登りである。
花の良い時期には、ツバメオモトが沢山あるところでもある。至る所に有るという感じなのだ。
朽ちかけた「深谷のカッチへ」という看板がある。(今は、有るかどうかは定かではない・・・・)
深谷のカッチから30分程で大岳に到着する。
なんと、ここまで4時間から4時間30分は覚悟したい所だ。
更に、守門岳山頂まで行くとすれば、合計5時間半から6時間の行程となる。
日の長いときに選択しなければならない。

入り塩川登山口〜アバラセ清水(2時間)〜アバラセ峠(30分)〜深谷のカッチ(1時間)〜大岳(30分)

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