積雪期大岳

 旧守門村の二分部落から、奥に少し車道が入っている。
(ただし、その年により、部落終点で除雪が終了して入る事もあるかもしれない)
そこから、車道をしばらく歩き、大平に向けて歩く。
途中で、植林地に入り、車道をショートカットしていくのが最近のコースのようである。
地図上では橋を渡り、そのまま616m付近を目指す感じである。
積雪期とはいっても、天気さえ良ければ結構踏み跡が多くなってきた昨今である。
ショートカットして尾根を歩いて行くと、左手に大平が見えるので、それを見ながら尾根筋を進めば良い。
すると堰道にぶつかり、小沢をそのまま登ってゆく形になる。
そのまま過ぎの植林地となるが、心配であれば、左手のブナと杉の植林地の際を歩けば間違う事は少ないと思う。
おのずと、長峰の林道尾根に取っ付く。
長峰をだらだら歩くと、下りになり、保久礼小屋となる。
無雪期には、ここまで車で来て、さてこれからという感じだが、深雪が多ければこの辺で引き返すことも考慮に入れておかなければならない。
カンジキ歩きは、下りが意外に疲れるしキツイ。
 保久礼小屋を後にし、ブナに原生林の中を登ってゆく。
40分ほどで、姿形も無いキビタキ小屋に着く。
3月の中旬を過ぎれば頭が覗いている場合も多い。
キビタキ小屋を過ぎると、潅木となり、特徴の無い地形となる。
ガス、雪の日には注意が必要である。
潅木を過ぎると偽ピークのように平となっているが、不動平である。
約20分、山頂に着く。
 大岳山頂は大せっぴを形成しているため、うっかりピークを誤らないようにしなければならない。
スキー下山の場合は、来た道を辿るか、中津又尾根を滑るのも面白い。
しかし、中津又を滑った場合、いったん沢をへつって保久礼に滑り込む必要がある。

二分〜保久礼(2時間)   保久礼〜大岳(2時間〜)

この辺から歩き出す 保久礼小屋で一休み

キビタキ小屋 不動平の付近 大岳山頂から守門山頂方面

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