吉ヶ平から廃道守門岳ルート

 吉ヶ平林道終点(0:32)栃の木平(0:09)桂のへつり(0:30)山ノ神(0:17)上人岩(0:18)
上合沢出合い(0:50)天狗の田(0:25)天狗の田乗越し(0:15)天狗の田上部(0:10)田の倉乗り越し
(0:05)田の倉平(0:10)大崩平(0:30)青雲岳と大岳の鞍部網張

(2008年夏の記録であるため、今現在とは違う部分も考えられ、あくまで参考としてください)

林道の最終地点には、土が盛られ、車は進めないように施されてある。
歩いて直ぐの所に、砂防ダムがあったが随分古いものである。いやらしいヨシの多い泥濘のような箇所を通り過ぎるが、なぜか刈り払いがされてある。道には、小さなコンクリート柱が数10m置きに設置されてあり、どうやらそのための刈り払いらしい。しばらく行くと、刈り払いは無く夏草が覆い茂った予想通りの道となった。
かなり奥まで、杉が植えられていて、昔は車の乗り入れが可能であったと思われるような道幅であった。
しかし、崩落しているところも多く、柱のへつりからはかなり崩落し、川を渡渉する必要があった。
渡渉といっても、時期が時期だけに長靴で十分水が入ることはない。
 とにかく、草薮は猛烈ながら足元を見れば割と明瞭で、昔建てられていたであろう道標も細かく色々な名称で設けられている。
 かなり歩いて、上合沢出会いの道標を確認。そこから田の倉沢を渡渉し、田の倉沢右岸尾根をへつるように高さを稼いでいくことになる。
この辺の沢水は硫黄臭がした。

 25000地図には田の倉沢とは記載がない。また、合沢は25000地図では「会沢」と記載されてある。
守門岳山頂から真北に流れる沢は硫黄沢と明記され、万年雪マーク(現在は万年ではないと思われる)と通常の沢の境目の直左の尾根ピーク1132の左が田の倉沢である。25000地図には、田の倉沢あたりから破線は記載されていない。
田の倉沢右岸を登山道は伸び、25000地図で840付近の平らな地形が天狗の田ということになろうか。
ヒドやゴーロ状の小沢、一部へつり道を繰り返し、1132左鞍部が田の倉乗越しとなる。ガスがなければ、ここからの眺めは圧巻であろう。乗越し南の1070付近は田の倉平。網張直下の崖下の平地が大崩平ということになろうか。

 天狗の田は、主にヨシで満ち、田んぼ状の箇所にはミツガシワが所狭しと蔓延っていた。他には、ことごとく別の植物は見られない。ミツガシワが最盛時には結構良い景色だったと思われる。
天狗の田から田の倉乗り越しまでは怒涛の登りが続いた。
少し行くと、ようやく回りの景色が切れ、田の倉乗越しである。
田の倉乗り越しを「下ると田の倉平である。おもにヌマガヤに覆われた湿原である。
その後、大岳網張直下の大崩平に着き一登りすれば大岳鞍部網張に着く。

栃の木平
桂のへつり
桂のヘツリ崩落地以降数百メートルは渡渉
山ノ神
上人岩
上合い沢出合い
天狗の田
田の倉平
大崩平
大崩平残雪

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