5/11 毛猛山(2名)
友人の平井氏と、早朝4時35分に毛猛沢入り口を出発。
毛猛沢入り口から毛猛沢砂防ダムまでの間は、砂防ダムを作った工事用道路があり、そこをダムまで歩いていく。
ダムから毛猛沢右岸に伸びている、ぜんまい道を歩く。
しばらく行くと、左手から流れる久衛門沢と合流。
しばらく毛猛沢を詰める。
途中で用を足したくなったので、平井氏に言い用を足す。
毛猛沢入り口から歩くこと、1時間30分。
かなり奥まってきた気がする。
この辺に柱口沢があるはずなのだが、はっきりしない。
毛猛沢の右岸方面を見れば、かなり急斜面だが、なんとか登れそうである。
平井氏と相談し、この急斜面を登ることにした。
特別孕んでいるわけではないが、ブロック崩壊でもすればいちころである。
なるべく早めに支尾根に取り付きたかったので、右方向にへつり気味に登っていく。
7時ごろ、支尾根に着く。軽く胃に食い物を収める。
この支尾根は藪がひどかったが、尾根であるので、あまり苦にはならなかった。
支尾根を大分登ると、やや勾配が緩やかになり、尾根が消える。
今度は、いよいよ、前毛猛山〜毛猛山にかけての稜線歩きとなる。
勿論藪だが、いくらか踏み跡らしき跡は有るようだ。
奈落の底に落ちるような致命的な尾根ではないが、滑落すればただではすまない、痩せ尾根がかなり続く。
そのやせ尾根をいくつか越え、前方に堂々たる、毛猛山が構えている。
毛猛山の急登が始まる手前は、勾配も緩く、平らな地形であり、ここに荷物をデポすることにする。
藪は比較的少なかった。
デポ地点から約1時間ほどで山頂に着いた。
毛猛沢入り口から、5時間05分掛かった。
山頂には、10分ほど居て、記念撮影などを行う。
そのまま、デポ地点まで引き返す。
デポ地点に到着したのは、10時30分であり、時間的は十分余裕があった。
そこで、同じルートは通らず別のルートを選択しようということになった。
地図上の等高線の混み具合からして、往路をそのまま引き返すのがベストだと考えたが、デポ地点付近から見る斜面は、いかにも優しそうであり、そこを下ってみようということになった。
ここを下れば、毛猛沢の源流部に到達する筈であり、そこでゆっくり昼食を摂ろうということになった。
30度弱の雪の斜面が確かに見えるところまでは続いている・・・しかし、その先はどうなっているのか不明であった。
平井氏はどんどん滑らせながら下っていく。
しかし、不安が残ったので、平井氏に少し待つように言う。
やはり、案の定、そこから先は小さな滝が有ったり、崖に近い危険な個所であった。
急斜面の雪を回避し、ひたすら藪の木に掴まりながら慎重に下る。
平井氏は自分とは少し離れた藪の中を降りていく。
自分は真っ直ぐ下に降りていったが、雪の大きなブロックが塞いでいる所に運悪く出くわす。
巨大な雪のブロックの下をこわごわ通り、更に下に向けて慎重に下る。
やがて、沢が見える所まで到達する。
ようやく2人共、危険な個所を通り過ぎ、ほっと一息ついて昼食とする。
ここは、毛猛山の直下であり、眺めも抜群である。
ここからはゆっくりと、次回の山行きの相談などをしながら、沢沿いを歩き、毛猛沢入り口まで歩く。
※このコースは危険ゆえ、自分としては二度と通りたくない。
次回は前毛猛経由か、足沢経由にするべきとつくづく思った山行きであった。
毛猛沢入り口4:35 前毛猛〜毛猛稜線支尾根取っ付き7:00 前毛猛〜毛猛稜線ガレ場8:10
毛猛山急登手前鞍部(デポ地)8:40 毛猛山9:40
毛猛山9:50 デポ地10:30 毛猛沢源流部11:10 毛猛沢入り口14:00