6/16 会津朝日岳(単独)
家を8時頃出発し、登山口には8時55分に到着。
直ぐに出発。
最初は林道の沢沿いをかなり歩く。
支流の沢を越えるとゆっくりと登りに差し掛かる。
清水が出ているところで、大休止とする。
ここからは下から眺めると、延々と登りが続いているように見える。
・・・・やはり、急登の連続である、しかし、九十九折なのでそれほどきついという感じは無い。
しばらく登ると前方に人が居る。
・・・それほど、人に居ない感じの山であった。
見れば、うら若き20代の女性である。
およそ、単独登山とは無縁の容貌であった。
聞く所によると、非難小屋で1泊するという話だ。
荷物が重いのか、ペースはきわめて遅い。
「先に行ってください」と言うので、先に行かせてもらう。
上を仰げば大分標高を稼いでいるようにも感じ、頂部に近づいて来た感がする。
眺望の良い所で休憩し、景色を眺めていると、先ほどの女性が登ってきた。
山には明るいらしく、浅草岳を指差し、山の名前を確認してきた。
ここから眺める浅草岳も雄大な山に見える。
挨拶を交わし、更に歩を進める。
やがて、ピークに立つ。
ここが叶の高手である。
ヒメサユリが何本かある。
叶の高手から、避難小屋までは下りである。
そろそろ残雪が見え始める。
避難小屋を過ぎて、正面の山が山頂に違いないと思い、登る。
途中で、2組の登山者に会う。
一人は、まだ中年には至っていない、男性だ。
割と軽装であった。
そのあと、30代くらいの女性2名に会う。
山頂まで行ってきたか、と聞くと、雪が有って滑るので行かないということであった。
自分の履いている長靴を指差し、滑らないのかと心配する。
長靴の裏のスパイクを見せてやると、なるほどと頷く。
藪道を抜けると、大きなスラブ状の雪渓が見えたが、踏み痕がかなり残っているので、慎重に登れば問題はなかろうと登り始める。
九十九折になっており、リーダーがキックステップで登り、後続の安全を考慮しながら登ったと考えられる痕跡だ。
万が一、滑り落ちても外傷だけで済むと思われたので、途中の藪にしがみついたりしながら、山頂まで行った。
山頂には、360度の山の案内図が設置されていた。
天気が良ければ、これを見て、山のウオッチングでもすればいいのだが、遅い時間だったので、ろくに見ず下山する事にした。
噂に聞く、丸山岳までの縦走路も廃道ながら、踏み痕があるようだ。いつかは行って見たいと思う。
コースタイムは、細かく記録しておらず、行きに3時間30分、下りは2時間30分であった。