4月11日 鬼が面山山塊村杉ガッチ山スキー
午後から用があり、午前中をめどに出発。
浅草山荘の裏から出発。浅草山荘の公園内を歩き、夫婦滝の遊歩道方面へと登っていく。
しばらくなだらかな、滑走しやすそうな斜面を登って行くと、どうも胡散臭い感じになってくる。
沢筋を登ってきたのだが、緩やかな斜面はこれで打ち止めのようである。
目の前には、急登で、しかも少し岩肌が露出し、水も流れているようだ。
キックターンをしながら、無理してシールを付けたままで無理やり登る。
尾根に着いて一安心。
遠くから、眺めたこの稜線を、だいぶ前からチェックしており、いつぞや登ってみたいと思っていた。
しかし、実際来てみると、ちょっと斜面がなさ過ぎるようだ。
下りはスケーティングでもしなければ進まないような感じの所もある。
だらだら登りを繰り返し、カモシカウオッチングやクマ棚を見つけたりして、それなりに楽しむ。
そのうちに左手の小さな尾根と合流した。
合流後、地形はシンプルとなり、左手にはムジナ沢が見えている。
ムジナ沢を越えて、嘉平与のボッチを目指している山スキーヤーが居た。
平日なのに暇な人も居るもんだなあ、と自分のことは棚において感じてしまう。
ムジナ沢の右岸を登坂中の登山者も、こちらを見ているような気がした。
やがて、目の前には、村杉沢カッチがはっきりと目の前に迫ってくる。
地図を見ると「北岳」とも書かれている山だ。
鬼が面山山塊では最高峰の山である。
どういう風なコースで滑ろうかと、斜面を物色しながら登る。
アプローチが短い分、3時間で頂上につく。
あまり時間がないので、パンを1個食い、スキーを装着し出発。
程好い中斜面で、しかも雪は硬く、結構滑る。
数100m、一気に滑り、シュプールを確認する。
当分、この綺麗なシュプールは消されることはあるまい・・・と自己満足し、あとは振り返らず一気に滑る。
やはり、予想通り、だらだら尾根は、途中でストックで漕いだり、スケーティングしたりであった。
登りで苦慮した斜面に到着。
スキーを目一杯空中で振り、目一杯スキッディングターンで対応。
降りて、そのシュプールも確認。
あとは、駐車面の沢の中を一気に滑り降り、浅草山荘駐車場へ。
登り3時間、下りは45分であった。