4/12 浅草岳スキーツアー最終下見(2名)・・・嘉平与のボッチ手前
昨晩、第46回の浅草岳へリスキー及び、歩くスキーツアーの打ち合わせ会が行われ、雪の状態も気になるということで、最終的に、音松荘社長と自分が下見に行くこととなった。
3回にも及ぶ、下見参加で、お情けで統括サブリーダーと言う、分けも解からない役職を与えられた。
サラリーマンのとってつけたような役職みたいで気分が悪い。
それはそれとして、とりあえず受けたからにはやらねばならぬと、雨の降る中、音松荘へ向かった。
この日は、様子を見るだけということで、2人ともシールをつけての出発となった。
吸水効果抜群の、穴だらけの雨具を着こんでの出発である。
雨が降っているにも関わらず、蒸すような陽気である。白崩沢からのスキーツアールートを歩いていくが、かなりの汗を搾られる。
もっとも、連日の熊狩りで、疲労困ぱいしており、無理もない。
朝一番に、音松荘社長に、山頂まで行こう、などと大見得を切ってしまったことを後悔する。
音松荘社長は、月曜日依頼の、山歩きだから、体力は十分に温存しているようだ。
白崩沢の大滝が見えてきたので、それぞれ休憩することにする。
自分は、暑いので一枚脱ぐ。
ヤジマナ滝手前までは、かなりの汗を搾られる。
意外に今日はきついと感じる。ヤジマナ滝のボッチの尾根の雪の状態を確認する。
とにかく、この痩せ尾根を通す以外にないと決断し、ここのブッシュを更に切る。
痩せ尾根から、崩落した雪のブロックをスコップで、痩せ尾根にはねあげ、整地し、硫安で固めようということにした。
更に問題個所があった。
痩せ尾根を過ぎてすぐのところが、ブッシュだらけとなっていて、手を加えようにも木が多すぎるのだ。
痩せ尾根の右手のアイヨシ沢に滑り下ろそうとも考えたが、かなりの登りを強いられるようなので、ヤジマナ左岸のせっぴの少しせり出している部分を通過させようということになった。
せっぴといっても、土台はしっかりしているので、まず危険はない。
その奥は、全く、問題はなく、アイヨシ沢源流部尾根へと到達した。
この日は生憎の雨模様なので、通常見える筈の嘉平与のボッチはガスの中である。
折角、整備したコースなので、滑らなければ意味がないと、2人で童心に帰って思い切り休みなく滑り出す。
僅か30分ほどで、ホテル大自然館に到着した。
音松荘社長から、寄ってお茶でも飲んで行け、と勧めれたが、汗もかいているしそのまま帰宅した。