9月29日  「湯沢トレッキング1」コーストレッキング

9月28日から9月29日の2日間、森林インストラクター東京会と新潟県森林インストラクター会の合同研修会が催された。9月28日の午後からのキノコ研修会からの活動であった。
29日は朝からの雨で、雨具を着込んでの出発となった。
役場にお勤めの岸野さんの案内で、八木沢からのスタートである。
ずっと平らな道が続き、それぞれの会の植物博士や、木の博士、キノコの博士達が熱弁を振るっての歩きとなる。
言ってみれば、動く自然図鑑が歩いているようなものである。
沢筋を歩くので、回りは栃の木や沢ぐるみが圧倒的に多い。
キノコ類は、時期が早いのか食菌は僅少である。
平らな所が多く、ブナの大木は比較的少ないように感じられる。
やはり感じることは、樹木を含めた植物類の同定の話題が圧倒的に多いということだ。
やはり、シダ、コケの類は共通して苦手意識があるようである。
勿論、自分も含めての事であるが。
 通常1時間30分で着く所を、2時間20分掛かって斜面の取っ付き部分に到着する。
これから、ようやく標高を稼ぐため、急登が続くという。
よくよく考えてみれば、9月の20日に荒沢岳に至ってから、
ろくに山に行っていないのが原因なのか、意外にきつく感じる。
斜面の変わる所で、正午近い時間になったので、先頭の岸野さんが昼食にしようと言う。
大きなブナの木の袂なので、若干の雨はさほど気にならない。
 20分ほど休憩した後、ブナの二次林を歩いてゆく。
頂上付近になった頃、いきなり車道が現れた。
車道を少し歩き、再び山道に入る。
この辺から、若干のナラタケなどの食菌が現れる。
さらに下って行くと、湯沢高原のアルプの里に着いた。
高山植物が沢山植えられている所で、良い時期には十分楽しめる所だろう。
ここに来れば、体力の無い方でも、高山植物を楽しめることが出来る筈である。
ゆっくりロープウエイ乗り場まで歩き、帰路に着いた。
 今回の合同研修会は全く初めての試みで有り、段取りなどの不手際も有った。
しかし、各インストラクター達はそれなりに感ずる事も有ったようで、
少なからず自己の刺激にはなったと確信している。
 中には、「年収1千万円!!目標」と豪語された方もいたが、それを冗談ではなく、
真摯な気持で向き合う事が大事ではないかと思った。

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