津久ノ岐山(810m)  2名


前泊されたОさんと共に、湯之谷村の鼓ヶ倉山(1037m)を目指そうと向かった。
Оさんが予め調査した始発点が、シルバートンネルの11号トンネルの途中からだという。
丁度、11号トンネルの手前の所に大雲沢ヒュッテのバスを停めるスペースが空いており、そこに取り合えず駐車した。
Оさんは、トンネルの中をしばらく歩き、車の駐車スペースを見に行ったが、雪で入れぬ、と言う。
どっちみち大した距離ではないので、そこから適当に取り付くことにした。
津久ノ岐沢を横切り、目の前の急な尾根を登りましょうとОさんに提案。
Оさんの予定コースは、なだらかだが、旧林道を行く計画であった。
急な尾根を登り始めるが、雪が硬い所とクラスト気味の所が有り、割と時間を食う。
Оさんの言う通り、緩斜面を行くべきであったと反省。
標高差を稼いで行くと、越後駒ヶ岳の勇姿がせりあがってきた。
遠く、南東方向を見ると、平野に白い塊が2個ある。
Оさんに確認すると、どうやら米山と刈羽黒姫山らしい。
丁度今頃、柏崎高校が甲子園で試合をしている頃なので、
米山辺りはラジオの音でうるさいだろうね・・とОさんは言う。
右手に湯ノ沢、左手には浅いが津久ノ岐沢を挟みながら登って行く。
枝折峠も見えてきた。
右側の湯ノ沢はかなり深く入っている。
湯ノ沢と津久ノ岐沢のカッチが、津久ノ岐山で有り、三叉部落の奥手の小深沢と大深沢のカッチが
鼓が倉山となっているようだ。
約1時間30分で津久ノ岐山に到着した。
この時点で11時近くなっていたので、昨日の疲れも残っており、
鼓が倉山は又の機会にと言うことで、ここで大休止とする事にした。
 今日はたまたま双眼鏡を持参していたので、越後駒ヶ岳を眺めてみた。
枝折峠の稜線を何人かの登山者が登っているのがはっきり確認できた。
ざっと15〜20人くらいは居たであろう。
この位置から眺める権現堂山〜唐松山・・さらに明神山は素晴らしく、
本日断念した鼓が倉山まで稜線は続いている。
北には守門アルプスが見え、北東の位置には毛猛山塊が間近に見る事が出来る。
目的の鼓が倉山の正面には、遠く未丈の頭部分が見えている。
 けもうやまをめでたどり、かこうしていくと、
1257m・1136m・1116m・そしてたぶん、一の沢山1215m当たりが見える。
残念ながら、見えるのはその辺までで、大鳥山や赤柴山は鼓が倉山の山塊の影で見ることが出来ないようだ。
いずれにしても、毛猛山から銀山平までははるかに遠い。
 私とОさんは、しばらく絶景の眺望を肴にビールを楽しんだ。
下りは、別ルートを辿り、カモシカウオッチングをしながらのんびり下った。
Оさんは、明日は又別の山だという.。
挨拶を交わし、平和すぎる湯之谷村をあとにした。
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