4月8日 浅草岳嘉平与のボッチ
入広瀬村主催の、浅草岳スキーツアーが毎年4月の第2週に行われる。
最終下見と言うことで、4月の8日に行われた。
第1回目の下見も、山頂まで至っておらず、個人的にも山頂まで行っておきたいと思い、
役場の担当のAさんにお願いし、早目に私だけ出発する許可を頂いた。
デジカメを忘れたりして、出発が7時35分になってしまった。
ホテル大自然館の駐車場に車を置かせて頂き、そこから歩き始めるのだが、なんと、車道が除雪されている。
スキーツアーなので、いつもここから歩き始めたり、或いは下りでの滑走コースになっているにも関わらずである。
白崩沢橋の所からカンジキを付けて歩き始める。
前回3月26日に来ているが、さほど雪の量は減少していないような気がする。
一昨日、多少の雪が降ったようだが、その雪のせいか、造林地から上辺りは割とぬかり、重い。
ヤジマナ滝の見える尾根の取っ付きでは、雪庇が滑落しているが、昨年と較べると雪の量は相当に多いと感じる。
アイヨシ沢の源頭部に入り、ゆっくり歩を進める。
今日の天気予報は良くなく、次第に悪化してくる予報で有り、徐々に風と雨となってきた。
尾根筋に出ると、突風に近い感じとなり、吹越の下に入り込み、雨具を着たりする。
アイヨシのカッチ付近から上はさらに突風となり、歩くのもままならない。
いずれにしても雪の量は全く問題はない。
アイヨシカッチから、しばらく尾根は緩いものとなり、前方にはヤジマナガッチ(嘉平与のボッチ手前ピーク)がそびえている。
ヤジマナガッチに向かい、登り始めると、どんどん風に流され、次第に歩を進ませる事すら困難となってきた。
この上の前岳や山頂では、さらに強い風が予想され、
完璧に体を持っていかれそうになると思い、ここで帰る事にした。
何とか、引き裂いた赤布を付けながら下山を始めた。
アイヨシガッチを下り始めると、随分と風は穏やかとなり、アイヨシの源頭部に下見のメンバーが休憩していた。
挨拶をし、上の状況を説明し、ここから作業をしながら下る事となった。
ほぼコースは決まっているので、私は造林地を通り、緊急路の下見などをしながら下った。
その後、今回のチーフリーダーに任命されている、音松荘の社長宅で当日の打ち合わせを行った。