6月24日 平標山から仙の倉山

 山仲間のkさんよりお誘いがあり、地元の山仲間のH氏を誘い出かけた。
5時にH私宅を出たのだが、6時45分分くらいに、到着してしまった。
元橋駐車場には、すでにkさんは来ており、既に出れる準備をしていた。
今日はkさんの案内で登る事になっており、平元新道から登る事になっていた。
ひたすら、車道を歩き、50分ほどでようやく登山口に着いた。
登山口には、私達より少し先輩の御中年の6名ほどのグループが、準備体操をしているところであった。
先輩方は、既にここまで車を乗り入れてあり、ここからの出発のようであった。
挨拶を交わし、kさんが先頭で歩き始める。
歩き始めてすぐに、丸太の階段が現れ、おのずとペースが上がる。
本日のメンバー、kさんは超健脚。
そして、地元の山仲間のH氏は、超スーパーヘビー健脚と言えば良かろうか。
しいて言えば、私は、軽い健脚クラス。
そんなメンバーであるから、kさんは目いっぱい引っ張って登る。
おかげでずいぶん早く、平標山の小屋に到着した。
平標山の小屋では、管理人らしき女性と、荷揚げをしに買出しに行かんとする男性が話をしていた。
小屋を後にし、山頂を目指すわけだが、木道の歩幅が合わず、結構疲労度が増した。
山頂に着くと、50歳台の親父さんが気さくに声をかけてきた。
コースタイムを聞くと、「早いねぇ〜」と褒めて?くれた。
少し休み、引き続き仙の倉山を目指すことになった。
山全体をハイマツ、ガンコウラン、チングルマ、ホンドミヤマネズなどの木本類が覆い、
そこにヨツバシオガマ、オノエラン、ツマトリソウ、チングルマ、ミヤマカラマツ、コケモモ、ミヤマトウキ、
イブキゼリ、マイズルソウ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、ハクサンコザクラなどの花々が程よく見られ、
高山特有の大地の広がりを見せてくれた。
気になったのは、チシマザサがかなり枯れており、穂が出て開花していたものが多々あった。
穂は枯れているので、おそらく昨年のものであろうか、新しい若葉が出穂している箇所もあり、それが徐々に復元すれば・・と思う。
 kさんに言わせると、この山域はなかなかガスが切れることがなく、今日の天気の割には景色が良いと言う。
私たちが仙の倉山に着くと、一斉にガスが切れ始め、谷川岳のトマノ耳などが見えてきた。
苗場山の特徴的な姿もくっきりと見え、隣の佐武流山、苗場のなだらかな尾根の一角から顔を出した鳥甲山も見ることができた。
山座同定の道標があり、それを眺めるのだが、すばらしくアバウトでよくわからない。
富士山が向こう・・・と、書かれているが、富士山よりももっと近くの山々を記載して貰いたいと思ったのは、私だけではないと思った。
はっきりしないのだが、弥彦や、米山あたりもぼんやりと見えていたと確信するのだが・・・。
守門岳の大岳の稜線あたりもぼんやりと見えていたような気もした。
仙の倉山から、万太郎山までの稜線も実にくっきりと見え、十二分に景色を堪能した。
昼食をとりながら、軽くいっぱいやりゆっくり45分間の休憩をとった。
少し、アルコールによって重くなった足を運びながら、再び平標山山頂に着いた。
帰りは、松手山を通り、元橋に下るコースであった。
行きの直登と比較すると随分と長いコースとなる。
かなりペースが速く、下りは平標山山頂から2時間弱で元橋に着いた。
 美しい山並みと、高山植物、今日は断じて良い山行きであった。

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