1月17日 五頭山(村杉温泉より)三の峰コース

 Kさん、Fさんと8時45分に駐車場を出発。
天気は細かい雪が舞い、あまり登山意欲はそそられない。
右手に菱ヶ岳登山口と書かれてある。
多少のトレースはあるようだ。
私達が登る三の峰に向けては、かなりのトレースがあり問題はなさそうである。
Kさんの話しでは、これからしばらくは林道歩きが続くとの事である。
橋を渡り、土砂崩れ防止の蛇篭施工箇所をショートカットし、トレースは続いている。
 目の前に、今は使われていないスキー場の残骸が現れた。
五頭高原スキー場・・とある。
パトロールセンターやスキー学校、と書かれた建物も、何故か生々しい。
既に、10年以上経過しているという話しだ。
下はゲレンデであったであろう斜面は、雑木の覆われ、スキー場の面影は無い。
いまだ現役のスキー教師である自分にとって、「スキー学校」と書かれた建物は、なぜか切ない。

トレースはスキー場のゲレンデに多く残っている。
Kさんは、このトレースではなく、沢を渡ってから行くのだと説明する。
沢(金山沢であろうか)を渡ると、公園のようなところに出た。
ここが三の峰登山コースの正式登山口だとKさんは言う。
当分、急登が続くのだという。
 全く急登の連続で、しかも雪の量が中途半端なため、時折足元をすくわれるようにぬかってしまう。
急登に喘いでいると、いつの間にか四合目と書かれた場所に出た。
雪の量も増してきたので、自分だけわかんを装着する。
この辺まで来ると急登は失せ、緩い登りと平らな地形が多い。
1時間半で、ようやく七合目に着いた。この辺が水場なのだという。
斜度は再び増したり、緩くなったりとはっきりしない。
雪の量は増し、大分トレースもぼやけている。
痩せ尾根では風が通るのか吹き溜まりとなり、トレースが消滅している箇所もあった。
ブナが多くなり、枝の部分に大量の雪が付き、それを避けながらなので、歩きにくい。
途中うっかりトレースを見失うが、木の多い所を捲いている事に気付き、再び合流。
 目の前にブナの樹林帯を持つ、急登が現れた。
Kさん曰く、この急登が山頂直下の急登だと言う。
しかしながら、雪はさらに深くなりなかなか距離はかせげない。
やがて、急登からほぼ平らな緩登となり、うっすらと確認できるトレースは木を避ける為ジグザグにコースどりされている。
ようやく木はなくなり、山頂の看板が現れた。
出発から2時間45分掛かり、到着した。
恒例の記念撮影に収まり、直ぐ下山に掛かった。
 下山し掛かると、直ぐに単独後者に行き合った。
如何なる日も、五頭山には登山者がいいるのだと言う。

ブナ林に入り、少し休憩する事にした。
私は先導役なので、少し喉が渇いたので発泡酒で喉を潤す。
Fさんから頂いたワインで乾杯し、つまみをがっつく。
早々と胃に流し込み、寒いので早めに下山に掛かる。
しばらく下り、もう一人単独後者に行き合う。
久々に会った、山仲間と話しが弾み、山頂から1時間40分で駐車場に着いた。
車で少々走り、凍えた体をさくらんど温泉で温め解散した。

大駐車場8:45 三の峰登山口9:00  7合目10:15  山頂11:30
着駐車場13:10

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