6月15日 守門岳 単独&シロ

 登山道整備が目的の登山なので、チェ-ンソーの給油やオイルなどをチェックし遅い出発となった。
布引の滝遊歩道も確認する必要があるので、布引の滝遊歩道から歩き始める。
数本、遊歩道を遮る木があり、伐採。
布引きの滝分岐から、怒涛のエデシまでの超急登が続く。
暑く、チェ-ンソーの重みや燃料の重みで、恐ろしくきつい。
急登に喘ぎ、ようやくエデシに着く。
5月の末ほど多くはないが、イワカガミはまだ花を付けている。
そのほか、目立つ花としてはアズキナシ・ヤマツツジが競うように咲いている。
布引の滝下降の表示円盤に、再度上塗りし文字をマジックで書き入れる。

本来、チェーンソーなどめったに使わないのであるが、水場手前に倒木があり、携帯鋸では始末が難しい。
それに、山頂までの間も小邪魔な木もあり、それらもなるべく処置したいと思っていた。
 登山道には、イワカガミの他、チゴユリ・ツクバネソウ・など見え始め、この時期特有のギンリョウソウも顔を出し始めている。

水場に向う手前で、ザックを置き、伐採作業をする。
携帯鋸では、持ち運びに便利だが、これだけの木を処理するに大汗ものである。
1日かけてじっくり携帯鋸で作業するか、短時間で機械で切るかの選択だが、丸1日掛けるわけにはいかない。

伐採処理を終え、左折すると直ぐ雪原となる。
雪原ではあるが、およその水場の地形ははっきりとしてきた。
ヒドが三本有り、ぞの真ん中がルートであるので、そこを進む。
右側のヒドも使えるが、雪消えの具合により、来週あたりは無理かもしれない。
 ただ、今現在夏道ルートを使った場合、チシマザサ林上部は特に急登となっており、若干の注意が必要である。
よって、一番左のヒドを田小屋道の稜線目掛けてダイレクトに登っても良いであろう。
ようは、水場ボールの目の前の稜線に安全に取っ付けば良いのである。
 水場付近から、二の芝付近までは、約300mほどの雪があるであろうか。
アイゼン、もしくはスパイク長靴で対応が望ましい。
スプーン場に雪はカットされているので、比較的歩く安いが、これからどんどん雪は硬くなってくる。

小烏帽子から一旦緩い下りとなり、斜面の途中から下に夏道が移動している部分が有る。
そこに、いつも雪のブロックがあるのだが、連日の暑さで随分とブロックは小さくなっており、この週末には問題なく通過出来よう。

山頂手前で、シロの手綱を付ける。
これだけ天気が良ければ、必ず誰か居るだろうと思っての事で有る。
案の定、3名ほどの人が景色を楽しみながら食事をしている。
挨拶をすると、名指しされ、見れば奥只見ガイドクラブの方々であった。
環境パトロールのようであった。
 私も昨年仲間に入れてもらったが、あまりに出席できないので、今年はパスした。
ゆっくりとしたかったが、夕方の仕事も有るし、こんな重いチェーンソーも有るので、挨拶し下った。

布引の滝遊歩道からエデシへの急登途中からの守門岳 布引滝急登のシロ
小烏帽子のシロ 田小屋分岐・三の芝
田小屋稜線から水場 見晴らし台から守門岳

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