8月11日 越後駒ヶ岳

枝折峠7:35 明神山8:06 道行山8:50 小倉山9:27 小倉山発9:38 百草の池10:15
百草の池発10:30 百草の池突き上げ11:05 駒の小屋11:30 越後駒ヶ岳11:43 駒の小屋12:00
駒の小屋発12:35 百草の池12:13 小倉山13:38 道行山14:03 明神山15:03 枝折峠15:35
 
 7時35分に枝折峠を出発。
管理人さんへのお土産がずっしりと重い。
新しく駐車場が作られるらしく、登山道が捲いてある。
大した坂ではないが、やはり荷が重いのは疲れる。
新潟の山らしい、数々の樹木や植物を眺めながら頭の中で同定を楽しむ。
前はガスで何も見えず、遥か彼方の道行山や小倉山も全く見えない。
幾度となく、同じ地形や坂を登り、小倉山に着いた。
全く休まずここまで来たので、予想通りここでばてる。
ゆっくり息を整え、百草の池を目指す。
小倉山からも同じような地形が続き、結構な登りも有り疲れる。
 百草の池から先は急登の連続だ。
30分ほどで、小屋手前の尾根に取り付いた。
雪渓が残るヒド周辺には、夥しいコバイケイソウが咲き乱れている。
普段なら見向きもされないニガナも、シロバナクモマニガナとなると綺麗に見えるから不思議なものだ。
自分もそうなのだが、高山植物が優位に見えてしまう。
 赤い矢印の岩場を登ると小屋があった。
重いザックをベンチに放り投げ、ピークハントに向う。
後ろから押されるが如く足は軽く、すたすた登って行ける。
花の盛りは過ぎたと見え、一部残っているのみである。
 山頂で手を合わせ、早速下る。
途中で高山蝶のベニヒカゲを見る。

小屋の中に入り、管理人さんにお土産を渡し、一緒に昼飯を食べながら話しをする。
聞くところによると、2003年は越後駒ヶ岳の標高の数値であり、お客さんは多かったらしい。
一昨年よりも昨年、昨年よりも今年と客数は落ちているという。
 昼食を食べ終え、挨拶を交わし下山開始する。

最近、山仲間が植物の同定に凝り始めていて、結構触発されている。
ここら辺の草花や木は大体解るが、イネ科やカヤツリグサ科、羊歯、コケ類は難しい。
難しいが覚えたら、かなりマニアックと言えるであろう。
これからの時期の、スゲ類やイネ科の植物は風情があって好きである。
羊歯も苔も美しい。
大体の花を知り尽くすと、人は別の美しさに目を向けると思う。
そして美しいモノを知りたくなる。

一とおりシダ類などをデジカメで撮り終え、後はひたすら下るのみである。
百草の池を過ぎると調査登山隊に遇った。
重そうな荷物を背負い、かなりきつそうである。
ご苦労様です・・と言い、道を譲る。
 かなり飛ばして歩いたので、下りも結構バテ気味となった。

明神峠あたりまで来ると上空を鳥が滑空している。
トビのような鳴き声もするが、どうもトビではなさそうである。
もしかしたらクマタカであろうか。

下りは少しペースを早くしたので、3時間で着いた。
これからまっすぐ帰れれば良いのだが、所用を一つこなさなくてはいけない。
衣服を着替え、窓からの風を楽しみながら枝折峠を後にした。

トップへ
2005年山歩きへ
山塊別へ