7月2日 八十里越え

 2日朝2時30分、やっとの思いで起床。
北陸のY山岳会の方の朝食準備に掛かる。
5時前に平井氏に運転手を頼み、Y山岳会の方々10名と吉ヶ平に入る。
吉ヶ平のゲートは、色々と知人を当たり、何とか開けて頂いた。
吉ヶ平では雨も降って居らず、快適な山行きが予想された。
山岳会諸氏は、それぞれに八十里を恋焦がれていたようで、吉ヶ平の歴史に浸っているようでもあった。
山岳会で沢もやられていると聞き、私は少し飛ばしてしまい椿尾根までは小1時間で到着した。
椿尾根からは野鳥のさえずりも聞くことが出来、質問に応えた。
天候は曇り。近くに守門岳の迫力ある姿を見る事ができた。
程なく番屋峠に着く。
番屋峠からは粟ヶ岳や、川地山塊が見えるが、すぐに頂はガスに覆われた。
火薬跡からは浅草岳や、守門袴腰、烏帽子山、烏帽子の鼻がくっきりと見る事ができる。
火薬跡下のブナの幽玄な森では、その素晴らしさに感嘆の声が響き渡った。
昨日の雨で渡渉が心配されたが、増水は無かったようであった。
高清水沢で大休止とし、おこわを食べる。
今日でトータル8回目の八十里であるが、大分コース概況は飲み込めてきた気がする。
次は何が来る・・ほぼ解り掛けて来た。
しかしながら、2日前に比べても草は伸びていた。
空堀からのだらだら登りは、いつもながらじわじわと利いてくる登りだ。
鞍掛峠直下でも道が流水に抉られヒド状になった悪場があるが、思ったよりスムースに通過できた。
鞍掛峠の空間は、今までの鬱蒼とした空間からの開放である。
小松横手で見事な黒姫が雪を蓄え堂々としていた。
一路田代平へ。
少しの休憩の間、迎えの電話を依頼。
3時間後の車道に着く旨を連絡した。
不思議と田代平からの下山はいずれの時もさほど大差なく到着できる。
木の根峠あたりから雨となった。
雨は強くなり土砂降りとなる。
3時間後予定通り車道に着いた。
吉ヶ平までの車道歩きと、入叶津までの車道歩きが無い分、かなり楽な八十里越えであった。

吉ヶ平6:25  椿尾根7:30  発7:40  山の神8:25  番屋峠8:52  火薬跡9:30
高清水沢10:25  発10:40  殿様清水11:25  鞍掛峠12:08  田代平湿原13:05
発13:15  木の根峠13:50  松ヶ崎14:25  化け物谷地15:15  車道着16:15
車道歩きなし計9:50休憩込み

鞍掛峠で休憩するY山岳会の皆様

山塊別山行き記録

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