3月23日 ジャクズレガッチ1099mテレマーク山スキー行

 ジャクズレガッチは大白川地方の通称である。
大白川部落から五味沢に至る途中に山の神トンネルがある。トンネルを抜けスノーシェードを潜ると、道路の左上に神社がある。
道路が広く広場状になっており、そこに車を停車させる。そこからもう一つのスノーシェードを潜ると、ジャクズレ沢となる。
尚、守門岳の25000地図には「テヤクズリ」と書かれてあるが、そこの源頭部に饅頭型になった台地をジャクズレガッチと一般に言う。
 ジャクズレガッチは過去に何度が訪れているが、ここからの登りは始めてであるし、スキーでの山行きも今日は初である。
 息子を誘ったが、朝になって気乗りがしなくなったらしくシロと行く事にした。
鳥居の脇を通ると、かつて国民宿舎であった「サングリーンパーク」が人気もなく建っている。
林道に沿い、歩いていく。地図を確認し、889の取っ付き尾根目掛けて登る。
こんな日に限って、警戒心のないウサギが同じような場所に2匹いた。番である。
声を掛けても反応しない。
そのまま尾根を登り、三角点1006.8Pに着く。ここまでで2時間強、あまり早く今日は歩けない。
ここでやめようかと最初考えていたが、ジャクズレまで行く事にした。
シールを付けたまま、ボーゲンで少し下り、再び登り返す。
夥しいエビの尻尾のかけらが雪の上に散らばり、美しい模様を作り出している。
1099でシールを外し、滑走準備する。
帰りは1006.8まで登り返さず、ジャクズレ沢源頭部に一旦滑り降り、889尾根上部までへつることにする。
 雪は表面がクラストっぽくなっていて、難しい。どうやって滑れば上手くいくかと考えているうちに、沢まで到達。シロは直ぐそばのウサギの番目掛けて吠えるが、シロの足では追いつけない。
889付近で、カップラーメンを食べる。シロにもシロフードを与える。

快適なツリーランをイメージしながら登ったのだが、朝に比べると雪は重く粘る。
昨日の雨で、表面が重い雪となっているので、切り替えが特に難しい。
山頂からかれこれ、4回ほど転倒。幸いにして全て横向きでの転倒で、パイルドライバーのようにはならない。
雪などの条件が良ければ、半日軽くの山スキーで楽しめるコースである。

ジャクズレ源頭部原生林 左に同じ
ジャクズレガッチ1099m 必死のツリーラン

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