2007年9月30日 八十里越え

 お客様7名と5時に吉ヶ平を出発。
あたりはまだ暗く、ヘッデンでしばらく歩く。大きな杉の木がある所でヘッデンを仕舞う。
秋の風情が漂うミゾソバ・ノコンギク・イヌタデ・ミズヒキ・キツリフネなどが新たに山道を覆っている。
 数日前の予報では、土日の天気は良いとのこと、しかし今日に関しては大分変化し雨の確率も多いという。暗鬱な天気の割りに景色はよく、守門岳の陵線がくっきりと椿尾根から見える。
本日は男性のみ、多少のヒドやへつりも分けなく進む。
番屋乗り越しを過ぎた頃、厭なやつに御対面となった。スズメバチである。盛んにカメバヒキオコシの花の蜜を吸いに来ているようで、なかなか除けてくれない。やがて進路を変え藪の中に入ったすきに通り抜ける。
そのごもブーンというミツバチの音にも敏感に反応しながら、きょろきょろして歩く。
火薬跡、ブナ沢、高清水沢と順調に歩く。
殿様清水の水に美味さに、それぞれ喜んでくれた。
鞍掛峠には、5時間掛からずに着いた。相当速いペースである。ここで少し休憩し、田代平の木道でゆっくり昼食をしようと歩く。
小松横手を過ぎる頃、ぽつぽつと雨が降り始める。雨は次第に本格的な降りとなり、途中のブナの原生林で雨宿りしながら昼食と雨具の段取りをおこなう。
雨はさらに強くなり、とにかく歩くことがメインとなる。道端に出ているキノコなど採ったりと、たまには雨の中でもアクセントはある。
松ヶ崎を過ぎたあたりで、小熊らしい足跡も見られた。
順調過ぎるほど早く着き、迎えの妻の車はまだ来ない。仕方ないので、雨宿りをトンネルの中でする。
そこで雨具を脱いだり、ザックの中を整理したりと結構時間は潰せた。
今日はジャスト9時間、おそらく一番早いコースタイムであったと思う。雨が落ちなければ、もう少し時間を有効に使えたと思うが、この雨では仕方ない。
終日気温も高くなく、水(お茶)は200CCほど飲んだのみであった。

吉ヶ平5:00  雨生ヶ池分岐5:15  椿尾根6:07  椿尾根発6:15  山ノ神6:52
番屋峠7:08  番屋峠発7:15  火薬跡7:45  高清水沢8:30  高清水沢発8:40
空堀小屋跡8:47  空堀(丸倉分岐)8:52  桜の窟9:05  殿様清水9:15  鞍掛峠9:51
小松横手10:20  田代平手前休憩後発10:55  田代平11:05  木の根峠11:35
松ヶ崎12:15  化け物谷地13:07  大麻平14:08   合計9:08

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