2008年6月2日 浅草岳

 お客様とネズモチ平から登る。
ネズモチ平からの登山道は、雪が消えたばかりの所も多く、ぬかるんでいる所もあった。
ほぼ極緩い登りの杉の植林j地を歩いていくことになる。
二つ目の小さな沢では申し訳ない程度に雪が残っていた。
沢を越えると、登山道はやや九十九折ながら急な勾配となる。しばらく登ると左手にぽっかりと視界が開け、大きな雪渓が現れる。そこをさらに登ると道が分かれているが、悪場を回避した捲き道となっているので右の方を通る。そこを登ると通称『ブナ曽根』と呼ばれるガレ場となる。
ガレを過ぎると再び樹林帯となり、融雪直後の花々が脇に咲いている。
1400mを越える頃、ぽっかりと再び視界が開け、前方に浅草岳山頂が見える。
そこから緩やかなのぼりを約25分、六十里越、桜曽根、ネズモチのジャンクションに着く。

前岳JC からおよそ300mの雪渓が残っていた。雪渓のある箇所は、雪も固くなく、程よく前日のステップが残っており、安心して登ることができる。
平日でもあることからか、山頂には我々を含め5〜6名程度であった。
 山頂で少し時間を取り、少し下ったテラスで昼食とした。比較的どんよりとした天気であったが、飯豊連峰は多く雪を被っているため、容易に判断できる。
 テラスを後にして、一路桜曽根へ下る。前岳JCから嘉平与のボッチまでの間も少し雪が残っていた。
ベニサラサドウダンはもう少しで開花を迎えるようだ。
以下、桜曽根まではほぼ雪を踏むことはない。
桜曽根からネズモチ平までの車道も、一箇所だけ雪渓が残っているのみであり、特に危険はないように思う。

植物草本類

・チゴユリ・イワカガミ・ナエバキスミレ・ノウゴウイチゴ・ツクバネソウ・ユキザサ・マイズルソウ・オウレン・ミツバオウレン・ミツバノバイカオウレン・ツバメオモト・ミヤマカタバミ・ツモスミレ・ミヤマスミレ・サンカヨウ・シラネアオイ・タケシマラン・カタクリ・キクザキイチゲ・エチゴキジムシロ・ゴゼンタチバナなど

植物木本類

タニウツギ・・ムラサキヤシオツツジ・ウラジロヨウラク・ベニサラサドウダン・コヨウラクツツジ・ユキツバキ・マルバマンサク・タムシバ・アブラチャン・オオバクロモジ・オオカメノキ・アカモノ(未だ咲いていない)・ナナカマド・アズキナシ・ウワミズミザクラ・

野鳥

カッコウ・ジュウイチ・ホトトギス・ツツドリ・ホオジロ・アオジ・クロジ・ウグイス・キビタキ・オオルリ・ウソ・ヤブサメ・サンショウクイ・クロツグミ・ヒヨドリ・カケス・オオルリ・コルリ・アカゲラ・シジュウカラ・アオジなど

嘉平与のボッチから眺める鬼ヶ面稜線

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