7月3日 田代山・帝釈山
4時50分に大白川を山仲間と出発。少し寄り道し、猿倉登山口を7:45に発。
水辺には、ラショウモンカズラ・オオミゾホウズキなどが咲いていた。
ゆったりとした九十九折で、ほんの10分ほどで、『最後の水場』と書かれた看板があった。
大白川では聞くことのできない、コマドリや、コガラなどの野鳥の声を聞きながら急登を登る。
1時間弱で、小田代に着く。小田代から上部は急登となり、約30分ほどで、田代山の広大な湿原に飛び出た。
ワタスゲがいたるところに白いアクセントを散りばめ、その合間をタテヤマリンドウ・ヒメシャクナゲ・チングルマの開花した後の羽が湿原を覆い、素晴らしい。感動という言葉は極力つかいたくないが、思わず声を出さざるを得ない感情がほとばしる。
とにかく、この田代は広大だ。木道の向こうには、会津駒ケ岳が雪を覆い大湿原の向こうに大きく立ちはだかる。
広大な田代山を後にすると、今度は帝釈山に向けての潅木帯となるが、基本はシラビソ帯でありダケカンバ帯でもある。
うわさのオサバ草の群落が果てしなく針葉樹林の林床を覆っている。
ここまで郡生していると、もはや雑草にさえ見えてくる。
帝釈山までの間は、比較的眺望も良くなく、行きかう人に挨拶を交わしたり、仲間と馬鹿を言い合いながらの歩きとなる。長い。嫌気が差したころ、眺望は開け、山頂に向けての最後の登りとなる。
山頂に着き、二人で山座同定を行う。
前方に尾瀬燧ケ岳が雲を被ってはいたが確認できた。後方は、大真名子あたりなのであろうか、よく分らない。
下りは、眺望も望めないので、田代山まではさっさと下った。池塘付近には、ツアー登山者と思われる一行が数10人いた。
猿倉登山口7:43 小田代8:35 小田代発8:45 田代山9:05 帝釈山10:23
帝釈山発10:35 田代山非難小屋11:35 昼食 田代山一方通行分岐付近発12:00
小田代12:25 猿倉登山口13:05
休憩込み往復5:22
小田代のワタスゲ | 同じく |
田代山 | 同じく |
ワタスゲに感動した! | オサバグサ。カメラが年代ものなので、あまりいい色が出ないがすさまじい群落 |
盛りが過ぎたが、チングルマ大群生 | ツアー団体 |