10月30日 二口から守門岳
保健所と警察で用を足し、帰りに鳥屋ヶ峰か鳴倉山のどちらかに登ろうと思っていた。警察を出、17号線に乗ると視界が少し切れてきて、守門方面に白いものが見えてきた。上は見えないが、どうやら1000m近くまで雪が下りたようだ。
鳥屋ヶ峰は止めて、急遽二口から守門の途中まで行こうと思い立った。
食料は持ってきていないので、JAでチョコレートを一個買う。食べながら二口登山口へ向かった。
未だ一応スズメバチの注意書きは取り外されていない。スズメバチの注意書きには、護人清水まで20分と書かれてあった。かなり頑張って歩いたが、注意書きどおり20分であった。清水の所は捲き道が施されてあり、これならば安全であろう。ただ、この寒さでもう蜂はいないと考えられる。
この間、スズメバチがいるとのことで、二口からの登山は断念していたので、タイムトライアルをしたいと思っていた。自分の記録は2時間40分位が最高であり、とても無理であろうと思っていたが、ここの所のトレーニングなどで、多少鍛えており、挑戦してみることにした。
谷内平まで35分掛かったので厳しいと思われた。
オカバミ滝まではなるべくせっせと歩いたが、結局登山口から55分弱掛かった。
ここから主稜線までが最大の難所であり、長い長い樹林帯の登りとなる。
体は軽かったが、さすがに途中で息切れしペースをダウンさせた。脈拍が130を越えてきたためである。
120台まで拍数を落としながら登る。
オカバミ滝から10分ほどで雪が現れた。最初は色合い程度の雪であったが、徐々に高度を増すと登山道周辺の木に付いた雪が体に覆い被さり、かなり濡れることになった。積雪は数cmなので歩くに全く支障が無い。
大岳分岐には1時間30分で着いた。どうやら2時間10分は楽に切れそうなので、2時間切りに挑戦することにした。
主稜線の木道には雪が積もり、いよいよ冬モードが近づいてきたようだ。
途中で熱くなりシャツ一枚出来たので、かなり寒い。なので目一杯早足で歩き、寒さが消えるようにとにかく早く歩く。山頂直下の風当たりが少ない場所で、濡れたシャツを脱ぎフリースを着る。山頂やその付近の潅木には早くも海老の尻尾が形成されていた。
山頂では、手を合わせ即効で引き返しに掛かった。
上だけ雨具を着たが、下は厭なので履かなかった。故に雪の積もった小枝から水分を貰う事になり、ズボンもかなり濡れた。
硫黄沢を源流とする守門川沿いの景色は未だ秋のたたずまいで、美しく彩られている。夏に至った吉ヶ平ルートの大崩平は見事な紅葉に染まり、そこに所々白いものが付着してそのコントラストは美しい。
大岳には守門山頂から40分もの速さで着き、そのままやはり下り始める。
保久礼から山道を下り、車道に出、元の二口登山口に戻った。
二口登山口10:50 護人清水11:10 谷内平11:25 オカバミ滝11:45 大岳分岐12:20
守門岳12:40 大岳13:20 保久礼14:10 二口登山口14:45
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