2009年3月18日 浅草岳嘉平与のボッチ山スキー
第53回浅草岳スキー&トレッキング&スノボツアーの下見に行くことになった。音松荘さんと市役所Sさんは8時半頃から登り始めていたが、私は所用で遅れること40分、9時10分に旧ホテル大自然館前を出た。
歩き始めると、スキーのトレースが4本あった。細板のスキーヤーはそのまま林道に沿い向かっていたようである。
一方、かなり太い板と通常の板での登行跡は白崩沢旧林道沿いに向かっている、音松荘さんとSさんであろう。
今季初の山スキーであり、山登りとしての山行きも初めてであり、早い話が今年の初山である。体調不良で自信をなくしていたので、本当にゆっくりシール登行した。今日は、シールの粘着力も無くなっていたし、重いテレマーク板の使用は避け、1.7mの競技用板にディアミールを装着した板で望んだ。ブラックダイアモンドのシールを自分でカットしたシールなので、かなり無格好だが、あまり使っていなかったので粘着力もまずまず。
雪の量は予想通り少ないが、極度に少な過ぎるという感じはなく、あまり気にならない。雪質は、ここのところ黄砂を含んだ雪などが降り、いかにも滑らなそうな感じがした。
旧白崩林道終点から小沢の右尾根に取り付くが、割と雪は有り、結構良い感じになっている。音松荘さん、Sさんのトレースを使いゆっくり登る。確かに、木の切り株が覗いたりしているので積雪は少ないのであろう。大分前に手入れをしてあったので、雪の量が少なくともコース状況に問題はない。
ヤジマナ沢滝右尾根の平らな箇所で、2人と合流。860m平地上部は通称アイヨシ沢であるが、そこはやはり小雪の影響か木が多かった。アイヨシ沢右岸尾根もしくはヤジマナ沢左岸尾根をそのまま突っ切る様に上へ登る。アイヨシ沢を滑降するのは今のところさしたる問題はなさそうである。
アイヨシ沢突き上げ1246mで昼食とした。2人はカップ麺を食べていたが、美味そうだった。最近私はそういう食べ物を持ってこない。山で食べるカップ麺やラーメンは、それを食べるだけの為に山に行ってもいいくらい美味く感じるものである。
アイヨシ沢突き上げから、とりあえず嘉平与のボッチまで行こうということになり向かう。雪の表面には水が浮き、滑りにくそうな感じだ。
嘉平与のボッチ着いたのは午後1時頃だった。途中で十分過ぎるくらいの休憩や昼食を挟んだので、割と遅いペースであったが、初山としてはちょうど良いペースである。
嘉平与のボッチの右側のへつりは今のところ問題ないが、もう少し日にちが経てばピーク近くを通ることになるかも知れない。風が強い日などは十分注意が必要だと思う。
ここを今日の浅草岳とし、シールを外し下ることとした。滑り出すとやはり思ったとおり滑らない。アイヨシ沢突き上げまでこんな雪が続き、まるで納豆の上を滑っているような感じだった。
アイヨシ突き上げから下は難しい雪だったが、上よりもやや滑ったので、そこそこ楽しめた。いわゆるツリーランだったが、割と苦にはならなかった。滑りの技術としては、一貫して浅回りのショートターンである。深回りのロングターンをするほど雪は滑らず、かといって直滑降では少しオーバースピードとなるため、浅回りのショートターンが一番リズムを捕まえやすいのだ。
粘る雪だったが、結構楽しく滑ることができた。下りは小1時間でホテル大自然館に着いた。
画像はブログに載せてありますので、ご覧ください。
2009年山歩きへ