2009年3月24日 穴沢より守門岳(小烏帽子1348m)
旧入広瀬村芋鞘新田の神社鳥居のある道沿いに入る。道路をそのまま歩き、田の横を通る。534右のヒドからほぼ夏道近くを通り登っていく。雪は言うまでもなく少なく、田圃の堰の水の音が直ぐそこに聞こえたり、田圃の畦の一部が露出したりしている。
歩いていると、またシロがいなくなった。何回か呼んだがまったく来ないので、少し引き返し、結局15分ほどのロスとなった。途中、こういうことがあると、どうもやる気を損なう。
854m尾根に取り付くわけだが、ブッシュも多くかなり急である。雪も凍っていたので、途中で板を外し担いで登る。尾根に着き、再び板を付ける。雪は上に上がるほど硬くなっており、そこに昨日降った雪が被さり、シールが滑りやすい。足に全体重を乗せると滑りやすくなるので、ストックに体重を乗せながら腕力を使い丁寧に歩く。
下にズレ落とされないように、しっかり歩き、一旦沢に下りる。沢を少し歩き、夏道の左の尾根に取り付く。尾根から少し歩くと藤平山となる。藤平山で各尾根は合流し1本の尾根となる。藤平山からは、大白川部落や大原スキー場なども見ることができる。
田小屋の主稜線は新雪がうっすらと積もっている場所と、ウインドクラストの部分があり、ウインドクラストの箇所はかなり滑り新雪は滑らない。スキー場裏からの稜線が合流する地点で、宴会をしたような跡があった。
ここから先もウインドクラストはさらに厚みを増し、シール登行が難しくなると思われた。天候も雲が出てきており、山頂まで行くのは止めた。1348m小烏帽子までとし、滑走の準備を始めた。
氷状態の雪には、勝とうとは思わず思いっきりずらしながら対応。小烏帽子からの斜面は、緩斜面ながら凍っているのでそこそこスピードは出る。尾根を登り再び滑る。何度か少しづつ下ったり登ったりを繰り返す。かなり標高を下げても、雪は腐っていなく、かなり快適に最後まで滑ることができた。登り3時間下り1時間であった。
沢を歩く(夏道付近と思われる) | 同左上部 |
途中尾根から守門山頂 | 至る藤平へ |