2010年4月19日 黒姫
お客様kさんと歩く。 数日前の新雪があり、カンジキやスノーシューをどうするか相談したがツボ足で行くことにした。
本来4/15に行くことにしていたのだが、4/18となりそれも天候不良や雪崩の危険も考え4/19としたのである。4/18に3名ほどの山スキーヤーのトレースがあり、その滑走跡を辿り歩いていく。昨晩少し冷えたが完全に凍ってはいなく、バリッと踏み込むと少し雪が割れるという状況であった。
4/8に知り合いの方々と黒姫を歩いたが、4/19昨日現在でもさほど雪の量は変わっていないように感じた。沢も問題なく渡ることができる。ただ、今後は林道から直ぐ沢に下るのではなく、少し杉の植林地を捲くなどしてから沢に下るのが良いと思われる。林道から直ぐ下の沢筋は大分開いており、徐々に沢の端を歩くことが多くなるからである。
今回15日や16日、及び数日前の雪は雪崩を下まで発生していなかったが、上の部分は少し雪崩れている箇所も見られた。下黒姫沢右岸の雪庇もひび割れている箇所もあった。
4/8の取り付きの少し上から入るが、あとは殆どこの間の雪量と同であった。
1050m平地の下部辺りには先日の山スキーヤーのシュプールがあり、エッヂングによって雪崩れているところもあった。1050mからは新雪が深く、常時10pは超え、多い所では20cm以上あった。しかし、そのおかげで、ステップを刻まなくても良く逆に安全でもあった。
稜線からのエッヂは降雪と風によって近来になく痩せていた。ただ、これも雪が深いので割れ目はほぼ埋まっていたし、足も30p近い降雪なのでしっかりステップを作ることが出来、あまり恐怖感はない。
前日の山スキーヤーは稜線から黒姫山頂には向かっておらず、そのまま滑り出していた。あのエッヂではスキーデポするかしないとスキーを着けたままでは行けなかったであろう。
山頂部は風に吹かれ、古い黄砂のザラメが露出していた。山頂部のミズナラに古い鉈目があったが、これは4年前の無雪期の薮漕ぎ山行における鉈目だったのだろうと思う。たぶん少し穿れば三角点が見えてくるかもしれない。
太陽はあまり出ておらず、素晴らしい守門岳への稜線は少し暗かったが、それでもKさんは満足しておられたようだった。
下りもゆっくり下り、行きに5時間帰りも4時間弱かけゆっくりと黒姫を後にした。
昨日の段階では、浅草岳などもまだまだスキーが可能と見た。毛猛連山もしっかりと白くなっていて、まだまだ踏めるようである。
かなりゆっくりペースの昨日ではなったが、風邪で苦しくてちょうど良いペースであった。
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