2010年7月3日浅草岳・4日守門岳

 二日続けてお客様一行と登ることになっていた。
 三日は浦佐駅まで迎えて、そのままネズモチ平に行き、登り始めると言う行程である。ネズモチ平は五十台はゆうに超える台数が有った。ヒメサユリ目当てなのだろうか、夥しい車である。大多数が日帰り登山者である。
 桜曽根・六十里越えジャンクションまでは見ごたえのある花は僅少である。木道には今にも声を出しそうなヒメサユリの花弁が口を閉じている。
 テラス付近やその平らな部分のヒメサユリはちょうどよい頃合で花を開いていた。また、百bも入叶津方面へ歩けば、夥しいヒメサユリが群落して開花していた。
 帰路は桜曽根を経由していくのだが、嘉平与のボッチの登り返し部分でも多くのヒメサユリが見られた。ヒメサユリに関しては昨年に較べると一週間から十日ほど開花が遅いのではないだろうか。なにしろ未だ咲き立てで瑞々しい花弁が多く目立った。
ツマトリソウ・ウラジロヨウラク・ベニサラサドウダン・マイズルソウ・ゴゼンタチバナ・ミツバオウレンやミツババイカオウレンなども未だ見ることができる。トキソウも結構ある。シラネアオイもところによっては見ることもでき、モミジカラマツなどの夏の花も咲き始めていた。

 四日は大原口から登る。二台ほど車あるのみでこちらからはあまり登る人はいないようである。
 水場付近から、ヒメシャガ見られた。オオバキスミレシラネアオイも小烏帽子付近に見ることが出来た。山頂ではニッコウキスゲが見られ、オノエランなどもあった。青雲岳に向かう途中の草原にトキソウやニッコウキスゲがある。
 守門岳から大岳までの間を歩くのは久々である。網張りから大岳への登りかえしの所では、ヒメサユリとニッコウキスゲが互いに競い合うように開花しており、かなり数は増えたようである。ただ、団体さんとすれ違い、そっちに気をとられじっくり楽しむことが出来なかった気もするがどうだろう。大岳山頂付近も沢山のヒメサユリが咲いていた。
 終日下山するまで、雨はコンスタントに降り続き、最悪のコンディションではあったが、花を愛でるタイミングは誰かのパクリ言葉で言うと「どんぴしゃ」だった。

後記:あーあ、さっつぁんなったいや、こんつぇんがん。
画像は携帯電話で撮ったのであまり綺麗ではないです。デジカメもいねんがんだんだんが綺麗じゃんねぇどもそ。


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