2011年11月12日守門岳滝の倉沢源頭水場&11月13日六十里越えから浅草岳ネズモチ道下山
登山道整備の一環で森組から小型チェーンソーを借りて出かける。
12日は所用があり、昼少し前からの出発となる。もうシーズンは終了しているにもかかわらず、2台の登山客の車が停車していた。
この時間での出発なので、どこまで作業が出来るかわからないが、とりあえず布引道から作業をすすめることにした。
ここは傾斜地のへつりの道であり、根曲がりの木が多くあり、根元が折れ曲がり、春には完全に登山道の邪魔になるであろうという木を選び伐採する。かなり太目の栃の木があり、小さな機械なので割と苦労する。
作業途中、年配のご夫婦が布引の滝を鑑賞に行くということで一言二言会話する。
滝の分岐から上部は比較的対象木は無い。
今年は何でも結実する年なのかアオハダの実が赤く美しい。
急登を登りきると、再び本道に合流するが、しばらく行くと大岩があり、そこのへつり部分の下部を数年前鉈で造作したことがあった。もうすっかり踏み跡も定着し、自然と道となってしまったが余分な木も多々あり、以前から気になっていた箇所でもある。そこを綺麗にする。
途中、大きな犬を連れた娘さんと父親であろうかお二人の登山客と行き会う。さらに見晴らしではこの間見かけた男女2名の方が大きなカメラを設置し、なにかの撮影を行っていた。
見晴らしから水場にかけては割と倒れそうな木がたくさんあり、時間を要した。気温は割と高く汗も大量にかいたので水場で喉を潤す。
ここから上部は、小烏帽子から山頂にかけて割と不要木があり、時間を要することが明白であり、この日はここで作業中止とし、布引き分岐から下部の不要木伐採をすることとした。
13日は早朝より準備をし、特に不要木の多い鬼ヶ面道に出向くことにした。
天候はさほど悪くないようだったが、予報は良くなかった。
最初10分ほどの登りを終えるとへつり道となり、かなり多くの木を伐採する。
県境からマイクロ中継局にかけてはほとんど邪魔な木は無い。
途中、天候は急変し雨具を着込む。
吹き峠分岐まで数本切り、そこから稜線までの間はかなり多く伐った。
稜線までは作業と歩きで3時間以上を要し、かなり徒労感があった。しかし、南岳以遠の片側が崩落している部分の新潟県側の木をもう少し切りたい部分があり、そこまではなんとしても行く必要があった。
そこを終わらせ、折り返して帰路につきたいと考えていた。
その部分は意外に簡単に終わらせることが出来、どうしようか迷ったが、さしあたって村杉沢ガッチ手前の岩窟で雨宿りしながら昼食を摂る事にした。
雨はさらに強さを増し、稜線は雨風の様相となった。
岩窟は雨は全く入らず、人一人なら時期が良ければいい宿となる箇所である。ここに種名がわからない植物があるのだ。
雨こそ全く入らないが、この天候でたちまち寒くなってきた。早々に食べ終え、ここまで来たら反対側のネズモチ道の整備もやることとし、さらにムジナ沢ガッチへと歩きだすことにした。
稜線上にはほとんど不要木は無く、ひたすら少しづつ疲れが最小限で済むように歩を進めた。
前岳直下の矮小木を何本か伐り、とりあえず山頂まで行ってみることにした。山頂方向の木もほぼ伐る対象木はなかった。
久々の山頂なので、ヘルメットを脱ぎ合掌して山頂を後にした。
ネズモチ道を下山するが、ここは割りと横になっている木が結構あり、そこそこ伐る。
ネズモチ登山口には午後3時半を回っていたので、携帯が通じる所までは4時半を過ぎるであろうと思われた。
田代平入り口付近で電話すると、どこか用事に出かけているらしく少し遅くなるということで、結局浅草大橋まで歩くことになった。
そのまま六十里まで送ってもらい、車を回収し作業終了となった。
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