2014年5月18日 大原口より守門岳 二口下山
だらだらと悪化していく風邪であったが、来週あたりから登山関係の仕事も入るため向かうことにした。
大原登山口には軽トラックが1台停車済であったが、見るからに登山者ではなさそうだ。
しかし、きつい。風邪でぜいぜいし、心拍数や呼吸も通常の倍くらい疲れる。
稜線に取り付くまでに、小さな枝や邪魔な不要木を手鋸で除去しながら登っていく。
雪が完全に融けてみないとわからないが、とりあえずチェーンソーを使うような大きな不要木はないようだ。
布引の滝分岐の道標がかなり傾斜していたので、とりあえず既成の杭を突っ込んで急場をしのぐ。
布引の滝方面は、下部はともかく上部はまだズタズタのブロックがごろごろしていて、ここを使うのはまだ危険であろう。
1100あたりの大岩あたりからほぼ雪が続き、一応夏道の水場ルート入り口の大木抜根に赤布をつるす。ガスでどういう藪の状況か全く読めないため、上祝い沢源頭に沿い、数本赤布をぶら下げる。
以降はあまり目印は意味がないと思われ、そのまま直登する。
小烏帽子手前では藪が少しあり、来週あたりは素直に上祝い沢のヒド部を上昇するのがよかろう。
小烏帽子のピーク付近はまだ雪で覆われ、藪の夏道に赤布をぶら下げることができないほどであった。
以降、山頂までの稜線はところどころ雪堤を用いたりするが、なるべく夏道を用いるのが無難であろうか。時期によっては稜線の夏道にいやらしく残る雪堤があれば、若干の藪を利用するのも大切であろう。
山頂には誰もいないと思われたが、数名居た。
ガスと風があり、皆がウインドブレーカを着込んでいる。
結局、軽整備もしたが、3時間15分も掛って山頂に至った。
早速、植生保護ロープを設置しようと開始するが、石ころで鉄筋棒を打ち込んでみたが、すぐ割れてダメ。
ハンマーは途中で忘れたのに気が付いたのである。
一応ルートチェックということで、青雲を通り、二口に下山することにした。
大岳分岐まで10名ほどスライド。
青雲・大岳分岐ともに道標は露出していなかった。
オカバミ滝への下りでも、4〜5人スライドし、まったくガスで見えないことからか、いっとき、中高知沢方面に向かってしまい、あわててオカバミ方面へと戻った。
二口は10台以上の車が停車していたが、山菜採りもかなり居たのであろう。
少し歩き、家の者に拾ってもらい、大原登山口へ向かった。
オカバミ滝 |
オカバミ沢左岸 |
中の高地沢 |
紫型キクザキイチゲ |
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