2015年6月14日 守門岳作業

 お客様を早朝に会津朝日岳の山開きに送った後、守門岳大白川口を目指した。
昨日は、大原さん菜園のオープン日でもあり、何台かが待ち切れず早めに到着しているという図であった。
すでに、7時半を回り、大白川口にも多くの車が停車されていた。
 守門は、前回は3週間前に登り、山頂付近の植生保護ロープ設置と、若干の小枝除去、小さめの木の鋸での手作業、急登部分のロープ再設置などといった内容であった。かなり雪も多く、全体としてのコース状況はまだ把握できていなかった時期ともいえる。
 先週、土曜午後から40mmチェーンソーで布引道のみ不要木伐採を行ったり、危険風倒木の回避コースなどの設置を行っていた。
本格的な登山シーズンに入り、さらにコースを整備する必要があり、昨日は森林組合から小型チェーンソーを借りて向かったのである。
それでも、燃料のほか工具やオイルもあり、結構な荷となった。
尾根取り付き手前で、気になった箇所があったので、大幅に周辺をカットしようとチェーンソーを始動させるが不具合が生じ、しばらくキャブを調整したりする。
チェーンソーで切るまでもない細い小枝は鉈で切り、チェーンソーで伐るものはなるべく細かく切り廃棄。
 水場付近から雪が現われるが、例年に比べると雪は少ないようである。夏道に沿った雪渓は急で硬く、スパイク長靴と片手チェーンソーでは結構トラバースが大変であった。
通常の登山者は夏道(の位置かどうかはおそらくわからないのであろうが)を通らず、安全な雪に着いた箇所を選んで登っているようであった。今週はまだその安全な雪渓箇所を使えるが、来週あたりはしっかり滑り止めなどの用具を駆使し、慎重に上り下りをする必要があろうか。以降は小烏帽子までほぼ雪が付いていた。
 作業はそこからがだいぶ多くの不要木があり、結局山頂にたどり着いたのは午後1時を回っていた。
途中で昼飯を食べ、山頂ではないもやることは無かったが、裸足になり30分も寛いだ。何も考えず、ほぼ蚋などを叩いていたような気がする。
景色はどんよりと霞んでおり、画像としてはあまりいい絵ではなかったが一応撮りこむ。
 ずっと気になっていた大きく落ち込むトラバースの部分を回避し、尾根筋に新道を作ろうと午後2時を過ぎてから初めて見たが、ずっと不具合だった、スプロケット摩耗による脱チェーン現象が頻繁に発生し、時間切れで断念。
来月頭に二の芝植生保護ロープ設置の時に行うか、八月の除草作業の際に笹刃を用いて行うこととし、立ち入りを禁止するビニールテープをくくった。
 水場を過ぎたあたりで山菜を少しとる。見晴らしに着いたのはすでに午後4時。一応布引道を通って帰る必要があったので、少し頑張って下る。
数か所、カットしたのみで、さしたる不要木もなく安心する。
先週の浅草岳周回と同じく、ずだぼろ状態で登山口に5時半に着いた。

 
ヤマツツジ 
 
上祝い沢源頭中央部ヒド部が夏道部分 
 
田小屋分岐下部 
 
小烏帽子方面雪渓 
 
 ヒメシャガ
 
わずかに咲き始めた山頂付近のニッコウキスゲ 
 
 山頂直下
 
青雲岳 
 
 袴腰


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