2023年12月9日 小貫山 ヤマップ
勤務仕事を終え、午後から向かう。破線は地図上には記載されているが、直近の有雪期以外の記録がなく、半分様子見を兼ねて向かった。
最初、廃田に踏み入るような明瞭な道があったので、そっち方向に進んでみたが、破線から離れてしまい、強引に少しばかり藪を歩き破線へと着いた。そこには、明瞭な管理された道があらわれた。
しばらく行くと、間伐されたブナの二次林があり、九十九折のかなり広い道となった。道幅は異様に広く、掘割状に施されているため、おそらくミニユンボなどを入れて掘削しながら道を切り開いていったのであろうか。相当前に施された道ではなく、直近ではないが5年以内の施工のものだろうと思った。ただしかし、一体何のためのものなのであろうか。考えられるとすれば、里山保全事業で細いブナを伐採し、薪や炭材に用いたものなのかもしれない。なぜならば、切り捨てられた気は皆無で、ほとんど伐られた木が残っておらず、ミニユンボなど℃で搬出したのかもしれない。
1個目のピークを登ると、斜面は平らな尾根となり、その後一気に斜度が増している。そこでミニユンボの稼働跡は終わっており、以降はほとんどわからない踏み跡となった。
急登を登りきると、景色が良くなり、守門や下権現堂山などが見えた。しばらく斜度は緩かったが、薮化が進み、うっすらと踏み跡がわかる程度となった。
山頂も見ることができたが、イメージは遠いと感じる。やはり藪道というのは遠く感じてしまうものだ。
斜度は緩い部分はほとんど杉の植林がなされてはいるが、尾根筋付近はブナが守られていた。山頂の三角点は容易に分かったが、20年近く前に植えられた杉が大きくなり、山頂からの眺望はほぼ無い。山頂kら下り、尾根筋になると各山の眺望が良くなった。
杣道から発展し、山道となったのであろう、この山は、今は2時林に見えるが、もっと前から薪炭林として利用されていたと思われ、近年では林道開設や植林がなされ、林業土木関係の仕事が多く発注されたのであろう。
取り付きの道 |
尾根筋から守門岳 |
下権現堂山 |
尾根筋から目指す小貫山 |
稜線上は細かい灌木の藪 |
昔の道型 ブナ林では明瞭に判別できる |
△点 ながめは✖ |
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