2023年12月28日 守門岳田小屋稜線1200mまで ソロ ヤマップ

 本来、長岡市の三の峠山に行く予定であったが、最近軽い山ばかりであったので少し負荷を求めたく、地元の守門岳を目指すこととした。ただ、単独でのラッセルは必至であり、到底山頂までは無理だろうと思っていた。
 歩き出しは旧大原スキー場跡地からであり、歩いてもそこまで10分程度ということから自宅からそのまま歩いて向かった。
 凍っているため、先週少ない雪を求めてボ^ダーが登ったトレースをしばらく辿った。第2リフト乗り場から少し行ったところでトレースは別な方向へと向かっていたのでそこから輪カンジキを装着する。
 雪はモナカであったが、さほど深いわけではなく、旧スキー場山頂までは苦労なく登れた。
 ブナの二次林に踏み入ると雪は少し深くなり、2度抜かりして歩き難いと感じる。おまけの灌木がまだたくさん露出しており、ところどころ遠回りしたりする必要があった。また、ところどころ雪の中が空洞になっていたりし、下方まで踏み抜くこともあった。
 自宅から屋形平尾根ピーク805m三角点の尾根合流まで2時間もかかった。果たしてこの調子だと、大池稜線まで行くとしても最低でも2時間はかかるであろうと思われた。通常でも、大池尾根までは3時間程度かかるので、今回の雪の状態ではプラスアルファの時間を要するのは予想出来ていた。
 果たして。やはり急登の部分はクラストなので何回もステップを刻みながら登る必要があり、ところどころミニ吹越が形成され、それを壊して足場をしっかり作ってから一歩づつ進むという作業が求められた。その結果、心拍数も激しくなり、途中でところかまわず大休止したりしながら、なんとか大池尾根までたどり着いたという状況であった。
 過酷な登りであったが、来て本当に良かったと思われる絶景があった。
 大池尾根まではすでに4時間半もの時間を要しており、体力的にその先を行くのは無理と判断し、下山にかかった。下山は自らのトレースを用いることができたので、体力的な疲れは無かったが、時間は思っていたよりも掛かり、2時間強要したようだ。
 ここのところ、小さな里山のみを歩いてきたが、やはりこの時期の、とくに人のほとんど入らないルートはほんとうにきついと感じる。ただ、三の峠山を選び、登ったとしてもこのような絶景には遭遇できなかっただろうし、なによりも違うのは達成感なのだろうと思った。
 ほぼ、年内最後の山登りと思われ、それを守門山塊で〆れたのは意味のある事だったと思う。

 
輪カンジキスタイル 
 
旧大原スキー場跡山頂 
 
未だ灌木が多くたいへん歩き難い 
 
もうすぐ稜線 
 
雪の結晶が輝いていた 
 
意外にウサギの足跡は多かった 
 
紺碧の空と樹氷 
 
 
 
青雲岳方面 
 
藤平山方面 
 
 目指す守門
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