2,024年7月13日守門岳〜入塩川登山口 ソロ

 6月末で春季の登山道整備は終了し、7月は一旦暇になる時期であるが、廃田の管理除草があったので今月1週目の休日はそれに充てた。2週目の連休、天気が良ければ行楽登山としてどこかに行こうと思っていたが、あわよくば中の岳などをぼんやりと考えてはいたものの、今の自分には今一つ厳しいという気がしており、近間の守門のロングコースに行くこととした。
 2,003年、近くの山仲間と入塩川登山口から入り大白川に下山したことがあったが、その逆を歩いてみようと妻に送ってもらい大白川登山口から登る。
 朝はかなりゆっくりしていたので、出発は何と8時という超遅いスターであり、相当汗をかくこととなった。ただ、暑い中でもさほど体調は悪くなく、やや遅いペースながらも順調に行程を進めることができた。
 大池登山道分岐以遠の通称、三の芝ではニッコウキスゲが盛りを迎えており見事な花畑となっていた。
 大白川登山道は静かな山歩きであったが、山頂から大岳間の縦走路は守門にしてはかなり多くの登山者とスライドした。これがヒメサユリの適期であればもっとスライドしたであろう。残念ながらヒメサユリは開花を過ぎ、花の姿はしているものの適期を大分過ぎていた。
 大岳山頂の少し手前の石に腰掛け、ノンアルコールビールで乾杯し昼食とした。あり合わせのおかずを詰め込んだドカベンである。
 一路、大岳から中津又方向へと進路を取るとペアさんとスライド。おそらく、大岳まで来たがついでに中津又岳まで行ってみようと足を伸ばしたのであろうと思われた。
 入塩川登山道は春先に一度は山開きをしたと聞いていたが、途中の草が繁茂している箇所もあったが、なんとか迷うこと無く下山できた。おそらく5月頃一度は刈払いが行われたが、その後草がどんどん繁茂したのであろう。山道はカモシカが歩いた痕跡のみで、登山者らしい痕跡は最近見られないようであった。
 主尾根から離れ、ゆるい斜面を下る際に見られる圧倒的ななブナ林は健在で、20数年前の登山の時よりもさらに太くなっていた。
 距離が長く、たいへんな行程のコースだが、後世に残って欲しい登山道である。
 残念ながら〆掛けの小屋は撤去されており、ブルーシートで廃材が包まれていた。

 
三の芝の花畑 
 
 
 
青雲岳 
 
広大なスペースのアバラセ(雨晴)ブナ林 
 
後半何度も徒渉 
 
 
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