2025年1月20日浅草岳BC アルペン ソロ

 守門大岳を予定していたが、国道252号線が雪崩のため通行止めというニュースを知り、浅草岳に急遽変更。当然、浅草岳目当てのBCスキーヤーは足止めを食らっていると思われ、当然誰も居ないスタート地点であった。
 雪は昨年よりもはるかに多く、雪捨て場の方から入ることになる。
 昨日は日曜日であり、しっかりとしたボブスレーコースのようなトレースが確保されていた。
 980ピークも大量の積雪があった。
 嘉平与のボッチ1484.7m辺りからおびただしいシュカブラと吹越があり、滑走の際には十分減速する必要があると思われた。
 前岳直下も歪に吹越とシュカブラが形成され、当分の間、風が吹き荒れ悪天が続いたと考えられる。前岳のピークの直下は風で大きく抉られ、最近では珍しい地形となっていた。
 前岳から山頂にかけての灌木類はすべて雪に覆われボコボコになっていた。
 山頂はやはり強風が吹き荒れるのか雪そのものは少なかった。
 山頂は風が強く、強風下でシール外しなどの準備は避け、シールを着けたまま注意しながら山頂直下まで移動し再び前岳に向けて登り返した。
 前岳の小さな雪庇状の地形の窪みでスキーを脱着しシールを剥がし、ビンディングを滑走モードにする。帽子もニット帽からヘルメットとゴーグルを装着し、軽く食パン2枚を胃に収め出発した。
 嘉平与のボッチ下部まで吹越とシュカブラが続いていたので、なるべく早め早めにストックを突き、角を立てないようにターンした。
 そこから下は比較的滑走がしやすくなり、ノーマルにこなせた。なんといってもテレマークスキーではないので、軽い膝の先行動作により迎え角を生じさせ、ターン誘導できるので気楽に斜面に挑めるのである。
 1246mの少し下がクラスト化していたのでそこで不思議に足を捕られ、転倒してしまった。
 その後はやや重い雪ではあったが、やはり太い板なので実にまわしやすく、楽にターンできた。
 滑走自体は1時間もかからない短時間で下山できた。トータル4:58であった。

 
最終除雪地点 
 
白崩れ滝 
 
林道終点 
 
980p 
 
1246からの嘉平与のボッチ 
 
1320付近 
 
山頂直下から見る浅草岳 灌木はすべて埋まっている 
 
振り返って前岳 強風で歪に歪んでいた 
 
風紋 
 
 
 
アルペンターンはすごい楽です 
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