2025年5月5日 大白川登山口経由守門岳~大岳~二分 ソロ


 守門岳大白川登山道のチェックに行くこととした。本来某藪山を考えていたが、ここ数日の体調不良で向かう気になれなかった。家人が新潟市に行くというので、帰りに二分に寄ってほしいとお願いし、周遊することとした。
 車は使わず、家からすぐ歩き出す。旧大原スキー場の雪はすでに風前の灯火である。車が1台止まっていたが、登山ではないようだ。
 すでにバックカントリーは今シーズン終了したので、足回りはコメリ製のスパイク長靴とスパッツ、ピッケルを持参。スキー用具がないので、準備に時間をとることがない。
 上祝沢には雪崩による大量の樹木がなぎ倒されていた。建設業者の除雪の際、ずいぶん手間取るであろうと想像する。
 雪が多く、夏道は皆目わからない。シュートに沿い、上っていくと夏道に出た。
 しばらく夏道を行くが、途中の岩場に険悪な雪堤が口を開けており、仕方ないので左側の薄い藪を登る。ここは過去に、巨石が落下しそうになっていたので道を迂回したところである。
 1100mから先は雪がべったりとついており、急で滑落に注意しなければならず、ピッケルをふんだんに使い登った。
 山頂に着くとソロ登山者が居た。聞くと二口から登ってきたという。守門岳に精通した方のようである。
 大岳直下鞍部網張に向けての夏道がわからず、50mほど藪漕ぎで下った。鞍部に着いてみると、夏道はもう少し尾根寄りであった。面倒くさがらず、ヤマップで確認すればよかったのだが、鞍部はすぐそこに見えるので強引に突っ切ってしまった。おかげで充電器を落とし、失くしてしまった。
 大岳からの下りはきつかった。ずっとスキー山行が続いていたので、別な筋肉を使うのか疲れた。
 不動平でバックカントリーの方2名とスライド。すでに滑走した痕跡もあった。さほどストップスノーではない、締まった雪なので、滑走性は良いと思う。歩いていると、ここでターンし、あそこで切り替える。など、ターンをイメージしながら下った。途端にスキーが羨ましくなった。
 沢から大平に出る。大平はすでに除雪が完了しており、アスファルトの上を淡々とゆっくり歩く。
 いつもの冬の駐車場に到着したが、迎えが来ていない。乾いたコンクリートに座り、残ったパンを茶で流し込む。準備を整え、二分集会所手前で家人の車に乗る。
 まだ雪がたくさん残っており、夏道の全容は見えていないが、夏道が露出している部分には、かなり支障木が傾斜していたり倒れたりしているものが多くみられ、夏山開きの準備作業は、かなり手間がかかると思う。
 
守門岳大白川登山口 
 
険悪雪堤 左側を捲く 
 
1100m上、要ピッケル 
 
三の芝大雪堤 
 
 
 
 大岳に登る登山者さん
 
 
 
保久礼小屋と新緑 
 
 
 
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