有雪期 鬼が面山山塊 村杉ガッチ(北岳)ルート


 最初の取り付きの地形は、杉の植林地のためか特徴がない。
浅草山荘裏に砂防工事が施されたのだが、その作業道路を目掛けて進路をとり、杉の植林地に入って行く。
25000地図国民宿舎南東尾根950〜1045〜1252尾根を用いることになる。
最初の尾根は狭く、割と急であるがシールを付けての登行は十分出来る。
三角点950m手前から緩やかな地形となる。
眺望が良ければ、ムジナ沢の大斜面を眺めながら登れるので、景観は抜群である。
尾根は単調で緩やかであるが、前方には鋭角的な村杉沢ガッチが聳え下部に適度なゲレンデをはべらせている様はスキーヤーの滑降意欲を多いにそそられるシチュエーションである。
とにかくこのコースは、尾根に取り付けば単純明快である。
山頂付近いブッシュがあれば良いが、時期が早いと雪だけなので只見川方面へは十分注意しなければならない。
また、同じく時期が早いと、山頂付近はウインドクラストとなり歩けなくなる場合があるので、要注意である。
滑降は最初は中斜面で、あとは緩やかな尾根をスケーティングやターンでこなす。
むしろ後半が急であり、難度は高い。
混んだ杉の植林にぶつからぬよう慎重に滑りたい。
スノーシューやカンジキでもルートは比較的明快なので、スノートレックにも最適である。

950m付近から村杉ガッチ
中斜面を滑る


参考(25000地図 守門岳・毛猛山)


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